窓側のバルクヘッド席は快適か? NH215(羽田→パリ)エコノミークラス搭乗記

2018年春、羽田からパリまでANAのNH215便をエコノミークラスで利用しました。今回の座席はバルクヘッド席という、前に座席がなく代わりにパーティションや壁がある座席にしました。この席は前に席がないために窓側でも比較的通路側に出やすく、私自身は好んで選んでいます。 

NH215便(羽田→パリ)搭乗記

搭乗便基本情報

  • 運航会社: ANA(NH)
  • 便名: NH215
  • 出発: 羽田(HND) 11:45
  • 到着: パリ(CDG) 17:10
  • 所要時間: 12時間25分
  • 区間基本マイル: 6194マイル
  • 機材: B787-9(ボーイング)
  • 搭乗クラス: エコノミー
  • 搭乗時期: 2018年春

羽田空港143番搭乗口

 この日のNH215便パリ行きは羽田空港143番ゲートからの出発でした。143番ゲートは出国後向かって左へ進むとあります。写真のように一階分下がった場所にゲートがあります。

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 搭乗機であるボーイング社製B787―9型機。ANAのヨーロッパ路線はフランクフルト線とロンドン線を除いてすべてB787型機です。

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2席しかない窓際バルクヘッド席

  今回は20Kを指定、エコノミークラスの最前列です。座席の前が壁になっているバルクヘッド席です。こんな感じで前にはプレミアムエコノミーとのパーティションが存在します。

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 座席表ではこんな感じ。ANAB787-9の215席仕様だと、エコノミークラスでは窓側のバルクヘッド席は20Aと20Kのみ。

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ANAホームページ、機種・シートマップ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/inflight/seatmap/detail/b787_9.html)より

 この席の良い点は、

・前に座席がないので圧迫感が少ない

・窓側席でも通路側へアクセスしやすい

・前の人がリクライニングしてくる心配がない

ことです。足元は写真のような感じです。参考までに写っているカバンの長さが40 cmほど。通常だと窓側席から通路側に出るためには隣の人に気を使う必要がありますが、この座席なら隣の人が寝ていても外側に出られます。隣の人が大柄で、足を組んでいるとちょっと厳しいかもしれませんが、少なくとも通路側に出る際に隣の人に席を立ってもらう必要はないです。私は窓側が好きなので、長距離国際線では通路に出やすいこの席を好んで使っています。

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 一方、欠点としては、

・前に座席がないので、離着陸時に荷物を置けないこと

・人気席なのでほぼ間違いなく隣に人が来ること

フットレストがないこと

があります。また、機種やシート配置によっては、通常よりも間隔が狭く、足が延ばしにくいこともあります。搭乗率の低い便なら横に誰も来ないことを祈って通路側を指定するほうが良いかもしれません。

 画面はひじ掛けの下から出します。航空会社によっては壁に画面がついていることもあります。

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 バルクヘッド席は通常の座席指定ではロックがかかっていて選択できません。これは、バシネットという乳児用の座席をつけることができる席のため、直前まで空けておく必要があるからです。オンラインチェックイン時には選択できることもあります。ただし、人気席なので一瞬で埋まります。狙う場合はオンラインチェックイン開始と同時に座席指定したほうが良いです。ANAでは2019年5月から国際線の座席指定をチケットの種類次第で一部有料にしており、この席も有料座席の対象になっています。そのため、今後は使いにくくなるかもしれません。

機内での時間

 だいたい定刻で出発、羽田を離陸します。遠くに着陸機が見えています。また、直下には東京湾アクアラインの換気塔、「風の塔」が見えています。

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 離陸後1時間半ほどすると機内食が配られます。バルクヘッド席のテーブルは座席横のひじ掛け部分から出します。

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 機内食の後は、窓の外を眺めたり、映画を見たり、仕事をしたりして過ごします。ちょうどシベリア上空を通過中です。出発が昼の12時ごろなので、機内ではあまり眠くなりません。B787型機は窓が電子シェードになっているので、機内を暗くされても気兼ねなく外の景色が楽しめます。

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 離陸から約10時間後に二度目の機内食が配られます。二度目の機内食が終わるといよいよ着陸準備になります。ようやく眠くなってきます(笑)

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 パリ、シャルル・ド・ゴール国際空港(CDG)へ着陸します。日本時間では深夜0時ごろのため、とても眠い。

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 パリに到着しました。ANA便はターミナル1に到着します。なかなか凝った造りをしたターミナルです。

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 今回の私の最終目的地はウィーンですので、パリではEUへの入国のみを行います。荷物を最終目的地まで預けている場合、荷物の回収は不要です。成田での国内線乗り継ぎやアメリカでの乗り継ぎのように預けなおしは不要です。

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まとめ(感想)

 NH215便を羽田からパリまでエコノミークラスで利用しました。今回利用した窓側のバルクヘッド席は私にとってはとても快適でした。デメリットもあるので好みによりますが、窓側席が好きな方にはおすすめです。正直なところ、プレミアムエコノミーで真ん中の席になるくらいならエコノミーのバルクヘッド席をとったほうが良いとさえ思っています。ただし、バルクヘッド席は機種やシート配置によって狭い場合も広い場合もあることには注意する必要があります。
 今後、ANAの座席指定有料化によって、安い運賃だとバルクヘッド席を無料で指定することは難しくなるかもしれません。これまで通りオンラインチェックイン時に開放されるのか、有料座席を選択していないとオンラインチェックインでも開放されないのか、また確認できたら記事にしたいと思います。以上、NH215便の搭乗記でした。

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