インボランタリアップグレードに当たるも... オーストリア航空OS418(パリ→ウィーン)ビジネスクラス搭乗記

 2018年春、パリからウィーンまでオーストリア航空のOS418便を利用しました。所要時間は2時間ほど。札幌から大阪までと同じくらいです。パリまでは羽田からANA便を利用しました(搭乗記はこちら)。

 パリ・シャルル・ド・ゴール空港では、オーストリア航空はターミナル2Dを使います。ANAが発着するターミナル1からはエアトレインで移動する必要があります。ターミナル2DではSHELTAIRというラウンジが制限エリア内にあり、ビジネスクラス利用か、スターアライアンスゴールド資格所持でオーストリア航空に搭乗する際は利用可能です。プライオリティパスでも利用可能なようです。ただ、当日は場所がわからず利用しませんでした。

 エコノミーで予約していましたが、搭乗ゲートでインボランタリアップグレード(航空会社都合のアップグレード)に当たり、ビジネスクラスになりました。ただ、ヨーロッパ近距離線でしたので座席はエコノミーと一緒など、残念なアップグレードでした。

オーストリア航空の簡単な紹介

 オーストリア航空(OS)はウィーン国際空港を拠点とするオーストリアのフラッグキャリアです。ルフトハンザ航空の傘下にあります。日本にはウィーン―成田線で就航しています。航空連合はANAと同じスターアライアンスです。搭乗でANAマイルの積算が可能ですし、ANAマイルで特典航空券を利用できます。

ホームページはこちら。日本語対応。

https://www.austrian.com/?sc_lang=ja&cc=JP

OS418便(パリ→ウィーン)搭乗記

搭乗便基本情報

  • 運航会社: オーストリア航空(OS)
  • 便名: OS418
  • 出発: パリ(CDG) 20:15
  • 到着: ウィーン(VIE) 22:15
  • 所要時間: 2時間
  • 区間基本マイル: 652マイル
  • 機材: A320-200(エアバス)
  • 搭乗クラス: ビジネスクラス
  • 搭乗時期: 2018年春

パリ・シャルル・ド・ゴール国際空港ターミナル2D

 オーストリア航空はターミナル2D(中央左)に発着します。ANA便が到着するターミナル1(左上)からターミナル2へはエアポートシャトルという自動運転の列車で移動します。ターミナル2はとても広いので迷わないよう要注意。

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パリ空港公式サイト、ターミナルマップ(https://www.parisaeroport.fr/en/passengers/access/paris-charles-de-gaulle/terminals-map)より

乗り継ぎ先まで荷物を預けている場合、荷物のピックアップは不要です。最終目的地(今回はウィーン)で受け取ります。

 若干迷った(間違えてターミナル2Eに行きました)ものの、無事ターミナル2Dに到着しました。搭乗ゲートに来てみると搭乗便が45分遅延していました。

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 ターミナル2Dではスターアライアンスゴールドメンバーだと、オーストリア航空利用時にSHELTAIRというラウンジを利用できます。ただ、当日は場所がわからず利用しませんでした。後で調べてみると、下の図のように到着口の近くにあったようです。きれいな図がパリ空港公式サイトにあります。おそらく階段で一つ上か一つ下の階に行く必要がありそうです。エアトレイン乗り場から来ると、ターミナルDを一度端まで進んで保安検査を受けてから引き返す必要があります。

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 ボーディングブリッジではなく機体後部のドアからタラップで搭乗していました。欧州ではよくあることなのでしょうか。

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まさかのアップグレード!だが、

 ようやく遅延していた飛行機が到着し、搭乗になりました。窓側を指定していたので、早く搭乗して寝ることにしようと思っていると、ゲートで引っかかりました。そして、係の人が一言「You are upgraded!」

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というわけでビジネスクラスになりました。このような、航空会社の都合で座席クラスがアップグレードされることをインボランタリアップグレードといい、運が良いと当たることがあるそうです。どういう条件でどういう場合に誰がアップグレードされるかは詳しくは不明で諸説あります。エコノミーからプレミアムエコノミーに変わったことは2回ほどありましたが、ビジネスクラスは初めてでした。

 写真を撮り忘れましたが、機材はエアバス社のA320-200型機、日本でもジェットスターやピーチが多く導入しています。座席配置は3-3です。

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オーストリア航空ホームページ、オーストリア航空の機材(https://www.austrian.com/Info/Flightinformation/OurFleet/Airbus%20320.aspx?sc_lang=ja&cc=JP)より

 せっかくのアップグレードですが、今回はあまり喜べません。というのも、オーストリア航空に限らず、ヨーロッパ近距離線のビジネスクラスは、座席はエコノミーと変わらず、3席の真ん中に人が来ないというシステムになっています。写真のような感じで、ヘッドカバーにビジネスクラスと書いていなければエコノミーと違いがありません。シートの間隔が広いわけでもなく、シートモニターもありません。

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 ビジネスクラスだと機内食が出ますが、今回は日本時間で深夜3時過ぎのフライトでしたので、機内食はなくてもよい。むしろ寝たい。結局のところ、座席が窓側から通路側になっただけという、とても残念な結果です。

 これが機内食。出発1時間後くらいに出てきました。眠たいですがせっかくなのでいただきます。

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 フライト自体は順調で、23時ごろにウィーンに到着しました。着陸時に「美しく青きドナウ」がかかっていました。

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まとめ(感想)

 オーストリア航空OS418便でパリからウィーンへ行きました。2時間ほどのフライトです。このフライトはエコノミーで予約していましたが、搭乗ゲートでビジネスクラスに変更されました。ただ、欧州短距離路線のビジネスクラスは、座席はエコノミーと同じで機内食が付くだけですので、お得感はそれほどありません。ゲートでのアップグレードではラウンジも使えません。他のところでアップグレードして欲しかった、が、正直な感想です。以上、OS418便のレビューでした。

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