2019年春、羽田深夜便を利用してシンガポールへ行きました。利用した便はシンガポール航空SQ639便、羽田を定刻2時25分発、シンガポールに定刻8時25分着です。羽田を深夜に出発するので、仕事後に家で準備をしてから終電で羽田へ向かっても十分間に合います。利用クラスはプレミアムエコノミーです。
シンガポール航空の簡単な紹介
シンガポール航空(SQ)は、シンガポール・チャンギ国際空港を拠点とするシンガポールのフラッグキャリアです。サービス水準が高いことで有名で、スカイトラックスのベストエアライン賞で常に上位にランクインしています。日本には東京羽田、東京成田、中部国際、関西国際、福岡に定期便で乗り入れています。2019年現在の世界最長フライトであるシンガポール―ニューヨーク(ニューアーク)線を運航しています。スターアライアンスに所属しているので、申請すると搭乗でANAマイルがたまりますし、ANAのマイルで特典航空券を発券できます。ただし、最新機材のビジネスクラスやファーストクラスの特典航空券は、シンガポール航空のマイルでしか発券できないようになっています。
ホームページはこちら。
https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/home#/book/bookflight
SQ639便(羽田→シンガポール)搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社: シンガポール航空(SQ)
- 便名: SQ639
- 出発: 羽田(HND) 2:25
- 到着: シンガポール(SIN) 8:25
- 所要時間: 7時間
- 区間基本マイル: 3312マイル
- 機材: B777-300ER(ボーイング)
- 搭乗クラス: プレミアムエコノミー
- 搭乗時期: 2019年春
羽田空港国際線優先保安検査場
私も完全に盲点だったのですが、羽田空港国際線の優先保安検査場の利用資格は
- 航空会社上級会員がステータスを持つ航空会社の便に搭乗する場合
- ファーストクラスを利用する場合
です。そのため、ANAの上級会員(ダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズ)であっても、搭乗がシンガポール航空の場合、優先保安検査は利用できません。仮にビジネスクラスに搭乗する場合でも利用不可です。一方、ANA便に搭乗する場合はANAの上級会員資格を持っていると、エコノミーでも利用可能です。なかなか不思議な仕様です。
とはいえ、23時という時間の関係で優先レーンでなくても大して時間はかからず、無事出国しました。
深夜のANAラウンジ
羽田空港のANAラウンジは110番ゲート付近と114番ゲート付近の二ヶ所にあります。利用条件はスターアライアンス運航便をビジネスクラス以上で利用するか、スターアライアンスゴールドメンバー資格保持でスターアライアンス運航便に搭乗することです。ANAのプレミアムエコノミーとは異なり、シンガポール航空のプレミアムエコノミーの利用だけではANAラウンジは利用できません。
110番ゲート付近のラウンジは朝5時からANA運航最終便出発まで、114番ゲート付近のラウンジは朝6時30分から25時までの営業です。今回利用するSQ639便のように、ANA運航便の最終便より遅く、朝5時よりも早く出発するスターアライアンス運航便を利用する場合は、110番ゲート付近のラウンジを営業時間外でも利用できます。シンガポールのクリスフライヤーゴールドラウンジとは異なり、24時間営業ではないので、ラウンジで一夜を明かすことはできません。
この時間のラウンジは空いてはいますが、ほとんど食べ物はなく、写真のような有様。
カレーは残っていましたし、麺コーナーも開いていましたので、夜食にかき揚げうどんとANAラウンジ名物のカレーをいただきます。これを食べないと旅が始まらないので、毎回食べてしまいます。
シンガポール航空のプレミアムエコノミークラス
1時50分ごろ搭乗開始となります。機種はボーイングB777-300ER、ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4種類が設定されています。今回はプレミアムエコノミーを利用します。
シンガポール航空のB777-300ERのプレミアムエコノミーは2-4-2の座席配置。全席翼の上にあります。座席の前後間隔(シートピッチ)は96.5センチで、ANAのプレミアムエコノミーのシートピッチ(約97センチ)とほぼ同じです。シートの幅は最大49.5センチです。エコノミーと比較すると1席分横幅に余裕があります。今回の席は通路側33Cです。
エコノミーと比較して前後左右にかなり余裕があります。普通に座って隣の人と腕があたるようなことはありませんでした。足元も余裕があります。ただ、通路に面していない席から通路に出る際は若干苦労します。シートモニターも大型できれいです。USBポートがシートモニターの下にあります。イヤホンジャックはシートの横にあります。
離陸後、軽食とアメニティ(靴下と歯ブラシ)の配布があります。軽食は稲荷寿司かあんパンが選択でき、あんパンにしました。テーブルは肘掛から出すタイプです。離陸が深夜でしたので、パンを食べてすぐに寝ることにしました。
着陸約2時間前に朝食が出ます。なお、プレミアムエコノミーはbook the cookという機内食の事前予約サービスが利用可能です。Book the cookを利用すると、機内で選択するよりも多くの選択肢から食事を選ぶことができます。ただ、便によっては受け付けていない場合もあるので、要注意です。今回は利用しませんでした。book the cookで選べる機内食のメニューはこちらにあります。
シンガポールに到着しました。搭乗機はStar Allianceの特別塗装機でした。この後、シンガポールで約15時間過ごした後、世界最長フライトであるSQ22(シンガポール→ニューアーク)に乗り継ぎます。SQ22の搭乗記はこちら。
worldwideharikov.hatenablog.com
まとめ(感想)
羽田深夜発のシンガポール行き、SQ639便のプレミアムエコノミーに搭乗しました。エコノミーよりはましとはいえ、やはり深夜便は体への負担が大きいです。チャンギ空港到着後は空港内で少し仮眠してから町中に出ることとしました。機内でぐっすり眠れる人なら、金曜日の仕事後に羽田へ向かって土曜の朝からシンガポールで遊ぶなんてスケジュールが可能なので、とても使い勝手の良い便だと思います。夜行バスでの移動が得意な人とかだと使いこなせそうです。以上、SQ639の搭乗レビューでした。