日曜日が5分で終了。アメリカ発深夜便NH105(ロサンゼルス→羽田)エコノミークラス搭乗記

 2017年末にロサンゼルスから羽田までのANA運航の深夜便、NH105便のエコノミークラスに搭乗しました。このフライトは、当時のスケジュールではロサンゼルスを0時5分に出発し、羽田に翌日の朝5時25分に到着します。日曜日に出発したので、日曜日が5分で終わりました。所要時間は12時間20分です。深夜発便ですので、昼行便よりも寝やすいですが、熟睡してしまうと日本時間の深夜に目が覚めてしまい、時差ボケしやすいです。

 ロサンゼルスではスターアライアンスラウンジを利用しました。このラウンジは今まで訪問したラウンジの中でもトップクラスの快適さでした。食べ物はサラダやご飯物、麺類やデザート、軽食やおつまみなど各種そろっていますし、各種アルコール類やコーヒー、紅茶、ソフトドリンクも充実しています。シャワーや屋外テラス席もあります。

ロサンゼルス空港スターアライアンスラウンジ

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ANAホームページ、ロサンゼルス国際空港の施設案内(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/airport/map/lax.html)より

 ロサンゼルス空港のスターアライアンスラウンジは、保安検査場を抜けた広いエリアの一画(4階)から二つ上のフロア(6階)にあります。利用条件はスターアライアンス運航便をビジネスクラス以上で利用するか、スターアライアンスゴールドメンバー資格保持でスターアライアンス運航便に搭乗することです。ANA便の場合はプレミアムエコノミーで搭乗する場合も利用可能です。ファーストクラス利用だと隣のスターアライアンスファーストクラスラウンジが使えます。

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 入口はこんな感じです。今回はUA832便(ヒューストン→ロサンゼルス)からの乗り継ぎで、21時ごろに訪問しました。UA832便の搭乗記はこちら。

worldwideharikov.hatenablog.com

食事と飲み物

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 入口からまっすぐ進むとダイニングエリアがあります。ダイニングエリアにはワインボトルのディスプレイが並んでいます。

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 食事はいろいろあります。まずサラダ類。

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続いてカレーのような食べ物。

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デザートも充実しています。

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奥にはセルフのヌードルバーもあります。一番右側で麺(2種類)を選び、中央で具材を入れ、左側(切れてますが)でスープを入れます。

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 フライトは0時5分発の深夜便ですので、ここで晩御飯にします。ラウンジが使えると夕食代が浮いて助かります。特に海外は外食するとかなりの高くつくので重宝します。

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デザートとポテトチップス。デザートはちょっと甘すぎる感じがありました。

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 ダイニングコーナーとは別の場所にお茶コーナーもあります。こちらにはマフィンや紅茶、コーヒーの類があります。

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ビールやジュースも当然あります。日本のビールもあります。

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 お茶コーナーの隣にバーコーナーもあります。

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お酒の種類も充実しています。各種ワイン類。

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ウィスキーやジンといったスピリッツもあります。

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おつまみコーナーもあります。

屋外テラスもある休憩エリア

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 室内の休憩エリアはこんな感じ。右奥にダイニングエリアが見えます。

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ダイニングエリアと逆側は開けており、制限エリア内が見渡せます。こういう開放的な構造のラウンジも珍しいと思います。

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このラウンジは室外にも席があります。

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訪問は12月でしたが、暖房がしっかりしており、それほど寒さは感じませんでした。屋根がないので雨が降っていると使えません。ちょうどクリスマスシーズンでしたので、クリスマスツリーが飾られています。

 なお、室内の様子はスターアライアンスのホームページ(https://www.staralliance.com/ja/star-lounge-detail?loungeDetailsForAirport=LAX)で確認できます。

シャワールーム

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 室内からテラス席に行く途中にシャワールームがあります。一応中に人がいて、使っていいか聞くと開いているところを案内してくれました。

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タオルやドライヤーは備え付けで置いてあります。バスタオルも洗面台下にあります。

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シャンプーやボディソープも備え付けで置いてあります。

UA7983(NH105)便(ロサンゼルス→羽田)搭乗記

搭乗便基本情報

  • 運航会社: ANA(NH)
  • 便名: UA7983(NH105)
  • 出発: ロサンゼルス(LAX) 0:05
  • 到着: 羽田(HND) 5:25
  • 所要時間: 12時間20分
  • 区間基本マイル: 5458マイル
  • 機材: B777-300ER(ボーイング)
  • 搭乗クラス: エコノミー
  • 搭乗時期: 2017年末

コードシェアフライト

  今回のフライトは行きの成田→ヒューストン(搭乗記はこちら)と同様に、ユナイテッド航空のホームページからコードシェア便として購入しました。コードシェア便とは、一つの定期航空便に複数の航空会社の便名を付与して運航される便のことです。今回の場合だと、運航はANAで、NH105便として運航されていますが、それ以外にユナイテッド航空のUA7983便という便名が与えられており、一部の座席はユナイテッド航空が販売しています。

 コードシェア便のルールは航空会社によりますが、今回のようなANA運航のユナイテッド航空コードシェア便はANAで購入した場合と同じように座席指定ができます。逆に、ユナイテッド航空のホームページからはANA運航のUA7983便の座席指定はできません。

 日曜日が5分で終了

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 今回の搭乗機はB777-300ER(ボーイング)です。ファースト、ビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの4クラスが設定されています。

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ANAホームページ、機種・シートマップ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/inflight/seatmap/detail/b777_300er_1.html)より

 ANAのB777-300ERには何種類か座席がありますが、今回は250席仕様です。エコノミーは2-4-3の座席配列になっています。往路のNH176(成田→ヒューストン)は同じB777-300ERでも264席仕様で、エコノミークラスは3-4-3の配列でしたので、これと比較して1席分余裕があります。ANAの北米線ではエコノミーの座席配列が3-4-3となっている機材と2-4-3となっている機材が入り混じっています。座席の前後幅(シートピッチ)は34インチ(約86cm)で、座席のスペックは変わらないようですが、250席仕様のほうが264席仕様よりも圧迫感は少ないです。旅程上選べるのであれば250席仕様機で運行されている便を選んだほうが楽だと思います。

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 出発は0時5分です。到着は次の日の5時25分ですので、出発する日はこの5分で終わります。今回のフライトは日曜日出発でしたので、日曜日が5分で終わってしまいました。すごく損した気分です。一方、深夜便だと乗り継ぎがあっても午前中ゆっくりできる点がメリットとして挙げられます。特に北米西海岸発の日本線は乗り継ぎがあると早朝に空港に着く必要があるので、このメリットは大きいです。

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 離陸して1時間程度すると軽食としてサンドイッチとバナナ、ポテトチップスが配られます。これが機内食1回分扱いです。昼間にロサンゼルスを出発する成田行き(NH5, NH175)は、トレーに乗った機内食が2回出てくるので、比較すると損した気分です。搭乗前にラウンジでしっかり食べておいたほうが良いでしょう。ロサンゼルス時間で深夜2時ぐらいになりますので、食べてからすぐに寝ます。

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 深夜便なのでよく眠れて、到着5時間前くらいに目が覚めました。ロサンゼルス時間だと朝8時くらいですので、自然に起きる時間です。ただ、日本時間では深夜1時ごろになります。完全に時差ボケするパターンに入っています。ぐっすり寝てしまっていたので、寝直すこともできず、うだうだしていると到着2時間前の朝食が出てきました。出発が遅れていましたが、それでも日本時間では朝4時です。朝食には早すぎます。

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まとめ(感想)

 ロサンゼルスから羽田までNH105便のエコノミークラスに搭乗しました。搭乗まではロサンゼルス国際空港のスターアライアンスラウンジを利用しました。ラウンジ内はかなり広く、食事や飲み物も充実していました。海外ではレストランでの食事に結構なお金がかかるので、ラウンジで食事が充実しているとお財布的にも助かります。室外にも席があるラウンジはなかなか珍しいと思います。シャワーも使えますので、搭乗前にさっぱりしておきたいときに重宝します。
 アメリカを深夜に出発する日本線は、日本に早朝到着します。深夜便だと機内ではよく寝られますが、熟睡してしまうと体内時計がアメリカ時間のままになるので、日本時間の深夜に目覚めてしまい、時差ボケしてしまいます。おそらくビジネスクラスやファーストクラスだと余計に時差ボケしやすいと思います。機内食も昼行便と比較して見劣りするので、アメリカ西海岸からの帰国便にはなるべく日中出発便を使いたいところです。現地を遅く出発できることと、ロサンゼルスのラウンジを堪能できる時間があることが、この深夜便のメリットでしょうか。以上、NH105便の搭乗レビューでした。

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