2019年春にセントマーチン(シントマールテン)島に旅行しました。セントマーチン島はカリブ海にあり、南半分がオランダ領、北半分がフランス領です。オランダ領側の空港である、プリンセスジュリアナ空港は滑走路がビーチに面しており、着陸する飛行機を間近で見ることができます。また、滑走路とビーチがあまりにも近いので、離陸する飛行機のジェットブラストを浴びることができます。
- セントマーチン島プリンセスジュリアナ国際空港とマホビーチ
- マホビーチに飛んでくる飛行機の紹介
- 離陸時のジェットブラスト
- 飛行機の現在地表示アプリ flightradar24
- マホビーチ周辺の店
- まとめ
セントマーチン島プリンセスジュリアナ国際空港とマホビーチ
プリンセスジュリアナ国際空港
プリンセスジュリアナ国際空港(SXM)はセントマーチン島のオランダ側にある国際空港で、カリブ海域のハブ空港になっています。
滑走路が短く、滑走路端はすぐビーチになっているので、着陸する飛行機はビーチのすぐ真上を低空飛行します。また、離陸する飛行機も滑走路端ぎりぎりまで来るので、ビーチにいるとジェットブラストを浴びることができます。
滑走路端にはJET BLAST DO NOT STAND DANGERと警告が書かれていますし、
こんな看板も立っています。実際にジェットブラストで飛ばされて亡くなった人もいます。
マホビーチ
マホビーチはセントマーチン島の西端、プリンセスジュリアナ国際空港の滑走路端にあります。
飛行機が注目されがちですが、ビーチ自体もとてもきれいです。ビーチの海底にはかなりの数の魚が泳いでいました。
島内からマホビーチへのアクセスにはバスが安いです。バス停がなく時刻表もないので初めてだと戸惑いますが、慣れると便利です。詳細はこちら
worldwideharikov.hatenablog.com
マホビーチに飛んでくる飛行機の紹介
マホビーチに飛来する飛行機を機種別に紹介します。
C208B Grand Caravan(セスナ社)
エンジン1基、定員わずか9名の小型機です。セントマーチン島に飛来する定期旅客便の中で一番小さい機材です。1時間に2,3回飛来するので、見る機会は多いです。フランス領サン・バルテルミー島(セントバース島)を拠点としている航空会社、st barth commuterの機材が主に飛来します。ちなみに国際線です。
Viking DHC-6 Twin Otter(バイキング・エア社)
エンジン2基のプロペラ機です。日本でも就航していたことがある機材です。定員は20名程度です。これも1時間に1,2回ほど飛来するので、見る機会は多いです。セントマーチン島を拠点とする航空会社であるWin Air(Windward Islands Airways International NV)などが運航しています。
ATR 42、ATR72 (ATR社)
日本でも日本エアコミューターが採用している双発プロペラ機です。フランスの海外県のグアドループ島の航空会社であるAir Antilesや、アンティグア・バーブーダの航空会社であるLIATの機材が日に数回程度飛来します。
A320 (エアバス社)
日本でもおなじみの双発ジェット機です。アメリカのLCCであるジェットブルーが1日2回(ニューヨークとフロリダ州フォートローダーテールから1便ずつ)飛来します。
B737(ボーイング社)
こちらも日本でもおなじみの双発ジェット機です。アメリカン航空やユナイテッド航空のほか、トリニダード・トバゴの国営航空会社であるカリビアンエアやパナマの航空会社であるコパ航空の機材も飛来します。毎日運航でない航空会社もあるため、飛来数は日によって変わりますが、1日数便ほどです。
ちなみに、コパ航空はANAと同じスターアライアンスに所属しています。
B757(ボーイング社)
日本ではあまり見ない双発ジェット機です。B737を一回り大きくした機材です。セントマーチン島へのフライトで利用しました。詳細はこちら
worldwideharikov.hatenablog.com
アメリカン航空やデルタ航空の機材が1日3~4便ほど飛来します。アメリカ線は基本的に午前中にアメリカを出発して午後にセントマーチンに到着、折り返して夕方から夜にアメリカ着というスケジュールになっています。
A330(エアバス社)
大西洋横断するフライトで利用される大型双発機です。フランス海外県グアドループの航空会社であるエアカライベスがパリから、KLMオランダ航空がアムステルダムから運行しています。KLMオランダ航空は、この路線を以前はB747型機(ジャンボジェット)で運行していました。どちらも毎日運航ではないので、飛来しない日もあります。
A340(エアバス社)
フランスのパリから飛来する大型機です。A330と同じくらいの大きさですが、エンジンが4つあります。エールフランス系のLCC、JOONがパリ(CDG)から運航しています。季節によってはエールフランス本体が運航するようです。週数回の運航ですので、飛来しない日もあります。A340は世界的に引退が進んでいるので、いつまで飛来するかわかりません。なお、近々JOONはエールフランスに吸収されるようです。
その他
貨物機やプライベートジェット、季節運航便などで上記に紹介した以外の機種や航空会社の機材も飛来します。以下でちょっとだけ紹介します。
セスナの貨物機です。カリブ海域では結構運航されているようです。FedExの貨物機(セスナ)も飛来していました。
こちらはプライベートジェットだと思います。日に数回は見れます。
こんな感じで、機種は違いますが、似たような飛行機が空港にたくさん駐機しています。
離陸時のジェットブラスト
着陸も迫力がありますが、離陸も相当です。飛行機までが近すぎてジェットブラストが浴びれます。
こんな感じになります。ちょうど雨が降っていたので、ジェットブラストが可視化されていました。
大型機のA340だとさらに強いジェットブラストが来ます。
写真を撮ろうとビーチで構えているのですが、
強烈なジェットブラストで砂が飛ばされてくるので前を向くことすらできません。私も砂だらけになってしまいました。死人が出るのも納得です。
飛行機の現在地表示アプリ flightradar24
マホビーチではいつ飛行機が来るか、が気になるところですが、それを教えてくれるのがfrightradar24 というアプリです。飛行機が発している位置情報を拾って表示してくれます。
こんな感じで飛行機の情報と現在位置が一目でわかります。無料で利用可能ですし、少しお金を払うといろいろな機能を追加で使えます。PCでも見れます
私はマホビーチに隣接するソネスタマホビーチに宿泊していましたが、ホテルのwifiがぎりぎり届いたので、それを利用して使っていました。ソネスタマホビーチホテルについてはこちら。
worldwideharikov.hatenablog.com
マホビーチ周辺の店
マホビーチにはお店も数件あります。
有名なのがこのSunset Beach Bar
この店の前には飛行機の到着時刻が書かれたサーフボードが掲示されています。
中はこんな感じになっています。
ちょっとしたお土産屋もあります。小物やTシャツなどが売っています。Sunset Beach Bar オリジナルの賞品もある一方、一般的なお土産の品揃えはフィリップスバーグの店のほうが良いです。ホームページはこちら
マホビーチのwebカメラもあります。
Sunset Beach Barと滑走路を挟んで反対側にはDriftwood Boat Barという小さな飲食店があります。
まとめ
セントマーチン島マホビーチに飛来する飛行機の紹介と、マホビーチの店を簡単に紹介しました。セントマーチン島に飛来する大型の飛行機は毎日運航でないものが多いので、飛行機目当てで行く場合は事前にスケジュールを調べて行ったほうが無難です。セントマーチン島は冬場が乾季のため繁忙期となっており、季節便も多く設定されます。そのため、冬場に行ったほうが見られる飛行機は多いと思います。その代り、ホテル代が値上がりますし、マホビーチも混雑するようです。以上、マホビーチの観光情報でした。