シンガポールーニューアーク直行便プレミアムエコノミーの座席指定について

 シンガポール航空が運航するシンガポール―ニューヨーク(ニューアーク)間の直行便、SQ22/SQ21便にはA350-900ULR型機が投入されています。この機材の座席はビジネスクラスとプレミアムエコノミークラスの2クラスで構成されています。プレミアムエコノミークラスの座席配列は2-4-2ですが、最後部3列は1-4-1という配列になっており、窓側は独立席になっています。この独立席のレビューと独立席の指定方法について現在得られている情報を整理します。

世界最長フライト

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 シンガポール―ニューアーク間の直行便は、2019年現在の世界最長フライトです。飛行距離はおよそ16000 km、所要時間は18時間を超えます。シンガポールからニューヨークまでのフライト(SQ22)は深夜0時ごろ出発し、朝6時ごろに到着します。ニューヨークからシンガポールまでのフライト(SQ21)は午前10時ごろ出発し、シンガポールに翌日17時ごろ到着します。機材はA350-900ULR型機で、ビジネスクラス67席、プレミアムエコノミークラス94席の2クラス制となっています。エコノミークラスはありません。2019年春に実際にプレミアムエコノミーで搭乗しました。搭乗記はこちら

・SQ22

worldwideharikov.hatenablog.com

・SQ21

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 A350-900ULR型機プレミアムエコノミークラスの座席

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シンガポール航空ホームページ、機材紹介ページ(https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/flying-withus/our-story/our-fleet/airbus-a350-900/)より

  シンガポール―ニューアーク線に導入されているA350-900ULR型機のプレミアムエコノミーは基本的に2-4-2の配列です。

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こんな感じです。ただし、最後部の3列だけは1-4-1の配列となっています。窓側の席は独立席です。

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隣は荷物置きになっており、機内持ち込みサイズのリュックサックくらいなら余裕で入ります。

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 ふたを開けるとこんなかんじ。スーツケースを入れるのは厳しいかもです。

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座るとこんな感じで、前後もビジネスクラスほどではないですが、余裕があります。

 この座席を取れると、隣の人を気にする必要がないので、超長時間フライトがとても快適に過ごせます。フルフラットにはなりませんが、リクライニング角も大きいので、下手なビジネスクラスよりも快適かもしれません。 

独立席を指定するには?

 私がこの便を予約した2018年11月ごろだと、予約時点で指定することが可能でした。ところが、2019年7月ごろに指定ができなくなっていることがわかりました。検証のために、

  • 予約開始直後(1年後)の日付で予約
  • ANAのマイレージ番号(スターアライアンスゴールド)を登録して予約
  • クリスフライヤー(平会員)でログインして予約
  • 予約クラスを上位の「プレミアムエコノミーFLEXI」で予約

で試してみましたが、すべてで最後部の窓側席(40C, 41C, 42C, 40H, 41H, 42H)が指定できませんでした。座席指定の画面だと

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シンガポール航空ホームページ(https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/home#)より

こんな感じになります。このほかに埋まっているのはバシネットが設置できるバルクヘッド席周辺(32E, 32F, 32G)だけです。バシネットが設置できる座席は制限されていることがよくありますので、独立席の6席も同様に指定が制限されているのだと思われます。2019年7月上旬ごろまでは指定できたというコメントがありましたので、7月中頃に座席指定に制限をかけたようです。これはSQ22/SQ21に限らず、A350-900ULRで運行している路線(シンガポール―ロサンゼルス線など)でも同様でした。

 一方、オンラインチェックインの際には開放されているようです。実際にシンガポール―ニューアーク線の出発48時間前から指定できたとの報告のコメントをいただきました。オンラインチェックインが始まった直後に座席を変更すると狙えそうです。シンガポール→ニューアークの出発はシンガポール時間で深夜0時前後、日本時間だと深夜1時前後ですので、ちょっと大変かもしれませんが、狙う価値は十分あります。ニューアーク→シンガポールの出発はニューヨーク時間で午前10時ごろなので、こちらはニューヨーク滞在であれば比較的容易に狙えると思います。

 また、これは未検証ですが、シンガポール航空の上級会員資格があると事前に指定できる可能性はあります。シンガポール航空は自社会員のみにしか特典航空券を開放していなかったりしますので、自社の上級会員を優遇している可能性は十分あります。というより、それくらいしかこの座席を制限する理由が思い浮かびません。

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まとめ

 シンガポール航空がA350-900ULR型機で運航するシンガポール―ニューアーク間の直行便のプレミアムエコノミーの座席についてまとめました。最後尾の独立席が確保できると、超長時間フライトでもかなり快適に過ごせます。一人でこの路線を利用するのであればぜひとも指定したい座席です。シンガポール航空の上級会員は条件が厳しいのでさほど数が多くはないと思います。そのため、仮にシンガポール航空の上級会員向けに独立席が開放されていたとしても、すべての独立席が指定されることはあまりないと思います。そのため、48時間前のオンラインチェックインで独立席確保のチャンスは十分あると思います。

 最後に、座席指定に関してコメントしていただいた、ラスさん、くうの親父さん、HIさん、情報提供ありがとうございました。

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