マカオの国土は世田谷区の半分くらいの面積(約30 km2)ととても狭いです。マカオ内には2019年現在鉄道はなく、公共交通手段としてバスが発展しています。バスを使いこなせるとマカオの観光の選択肢が一気に増えてとても便利です。この記事ではマカオのバスの利用方法、バス停の位置やバスの運航ルートの調べ方を解説します。
マカオの簡単な紹介
マカオの正式名称は中華人民共和国マカオ特別行政区です。領土はマカオ半島とタイパ島、コロアネ島からなりますが、タイパ島とコロアネ島の間は埋め立てられており、陸続きとなっています。もともとはポルトガル領で1999年12月に中国に返還されています。現在はカジノやモータースポーツ、ポルトガル領時代の遺構などで有名な観光地となっています。公用語は中国語とポルトガル語で、町中の表記の多くはこのどちらかです。香港とは港珠澳大橋でつながっており、24時間運航のシャトルバスを利用して1時間程度で移動できます。港珠澳大橋シャトルバスを利用して香港からマカオまで移動する方法の解説はこちら
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中国の珠海市とは陸続きで接しています。
マカオには2019年夏に旅行しました。香港まで飛行機で移動し、そこからシャトルバスでマカオへ向かいました。その時の飛行機の搭乗記はこちら。
worldwideharikov.hatenablog.com
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マカオのバスの使い方
マカオのバスの見た目はこんな感じ。日本の路線バスと大差ないです。運賃は全域で6マカオパタカ(6香港ドル, ~90円程度)です。小銭が必要になります。行先は前面に表示されていますが、ある程度マカオの地理を知っていないとどこに向かうかは判断するのは難しいです。マカオのバス路線には番号が振られています。現地で利用する際はgoogleでルート検索してバスの番号を調べ、これを頼りにバスに乗ると良いでしょう(向きには注意)。
バスの利用方法は以下の通りです(2019年夏現在)。
- 前から乗る
- 運賃を払う
- 降りるバス停が近づいたらボタンを押す
- 降車する
車内はこんな感じ。モニターが付いていたりします。運転席横の赤い箱が運賃箱です。
降車ボタンはこれ(赤枠内)。車内のあちこちについています。
バス停には路線ごとの運航ルートと運行間隔が表示されています。表記は繁体中国語とポルトガル語なので、行きたい場所の最寄りバス停の名前は事前に調べておく必要があります。バス停の場所の調べ方は下で解説します。主な観光地やランドマークの最寄りバス停は以下の通り。
- マカオバスターミナル：PRAÇA FERREIRA AMARAL(亞馬喇前地)
- セナド広場：ALMEIDA RIBEIRO / WENG HANG(新馬路/永亨)
- 媽閣廟：TEMPLO Á MA(媽閣廟站)
- コロアンビレッジ：MERCADO M. DE COLOANE(路環街市)など
- タイパビレッジ：RUA DO CUNHA(氹仔官也街)など
- 港珠澳大橋澳門口：FRONTEIRIÇO DA PONTE HONG KONG-ZHUHAI-MACAU(港珠澳大橋邊檢大樓)
- マカオ外港フェリーターミナル：TERMINAL MARÍTIMO DE PASSAGEIROS DO PORTO EXTERIOR(外港碼頭)
- タイパフェリーターミナル：TERMINAL MARÍTIMO DE PASSAGEIROS DA TAIPA(氹仔客運碼頭)
- マカオ―中国国境：PORTAS DO CERCO/ TERMINAL(關閘總站)
上に挙げたバス停の位置を地図に示すと以下のとおりです。
なお、マカオバスターミナル(PRAÇA FERREIRA AMARAL)からはマカオ内のほとんどの場所にバス1本で行けます。
場所はリスボアホテル(上の写真)の前で、セナド広場から徒歩10分程度の場所にあります。
バス停の位置とバスの運行ルートの調べ方
ホテルを取る際に交通の便が良い場所に取りたい、と考える場合もあると思います。そういう時のための検索方法の解説です。
バス停の位置の調べ方
マカオ交通局のホームページを利用します。このページの中に、バス停の位置を表示するページ(こちら)があります。
マカオ交通局ホームページ(http://www.dsat.gov.mo/bus/site/index.aspx)より
リンク先に飛ぶとこんな感じのページが表示されます。このページで地図を拡大していくと、
マカオ交通局ホームページ(http://www.dsat.gov.mo/bus/site/index.aspx)より
こんな感じで詳細な地図とバス停の位置が表示されます。バス停の印をクリックすると、各バス停の写真とそこを通る路線のリストが表示されます。
マカオ交通局ホームページ(http://www.dsat.gov.mo/bus/site/index.aspx)より
もし地図を拡大してもバス停が表示されない場合は、図の右上のバーを左にスライドさせると表示されます。このバーはある程度地図を拡大しないと動かせません。
なお、この地図ページにマカオ交通局のホームページ
から進む場合は、
Pesquisa de carreiras e percursos(巴士路線查詢) → Mapa de pesquisa de carreiras(巴士路線地圖查詢)
と進むとたどり着けます。英語だとリンクがなくたどり着けないので注意が必要です。
バスの運航ルートの調べ方
マカオ交通局のこちらのページから運航ルートが調べられます。全路線をまとめた路線図はありませんが、1路線ずつの路線図は表示できます。リンク先に進むと、路線番号の一覧が表示されます。
マカオ交通局ホームページ(http://www.dsat.gov.mo/bus/site/index.aspx)より
この中でルートを調べたい路線番号をクリックします。路線番号は先ほどのバス停の位置を調べる地図でバス停をクリックすると表示されます。今回は例として101X(港珠澳大橋澳門口から市内まで行く路線)を選びます。
マカオ交通局ホームページ(http://www.dsat.gov.mo/bus/site/index.aspx)より
そうすると、101Xのバスがどこにいるかが表示されます。ただ、これでは場所がわからないので、右上の地図目印マーク(赤枠)をクリックします。
マカオ交通局ホームページ(http://www.dsat.gov.mo/bus/site/index.aspx)より
すると、地図上で101Xの運航経路(灰色の線)とバス停(青色の●)、バスの現在地(バスマーク)が表示されます。
まとめ
マカオでの公共バスの使い方とルートやバス停の調べ方について解説しました。慣れない土地でのバス利用はハードルが高いですが、慣れてしまえば安値であちこち移動できるのでとても便利です。マカオは土地が狭いので、バスを使いこなせばマカオ内のすべての場所にアクセスができます。カジノホテルについては、ホテルの無料送迎バスで移動するのも手です。ホテルによっては宿泊しなくても送迎バスに乗せてくれます。以上、マカオの路線バスの解説でした。
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