2018年秋にクアラルンプール経由でシンガポールへ観光に行きました。クアラルンプールまではANAのNH885便(羽田→クアラルンプール)を利用、1時間20分の乗り継ぎでマレーシア航空のMH601便(クアラルンプール→シンガポール)でシンガポールへ向かう旅程でした。このときシンガポールで荷物が到着しないというトラブルに見舞われました。シンガポールで係の人に荷物の行方を聞いた結果、帰ってきた衝撃の一言が「荷物が乗り継ぎに失敗したようです」でした。
マレーシア航空の簡単な紹介
マレーシア航空(MH)は、マレーシア・クアラルンプール国際空港を拠点とするマレーシアのフラッグキャリアです。日本には東京成田と関西に就航しています。ワンワールドアライアンスに所属しており、JALマイルを貯めることができます。ロゴが中国東方航空と似ていてよく見間違えます。ホームページはこちら
MH601(クアラルンプール→シンガポール)搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社: マレーシア航空(MH)
- 便名: MH601
- 出発: クアラルンプール(KUL) 8:05
- 到着: シンガポール(SIN) 9:05
- 所要時間: 1時間
- 区間基本マイル: 184マイル
- 機材: B737-800(ボーイング)
- 搭乗クラス: エコノミー
- 搭乗時期: 2018年秋
ANA便からの乗り継ぎ
ANAでクアラルンプール経由シンガポールまでの旅程を買う場合、クアラルンプールとシンガポールの間は
・シンガポール航空
・シルクエア―
・マレーシア航空
・マリンドエア
といくつか選ぶことができます(日によって選べない日もある)。ANAのプラチナメンバーだったため、スターアライアンスに所属しているシンガポール航空の運航便であれば、待ち時間にラウンジを使えるのですが、今回は選べませんでしたので、マレーシア航空を利用しました。シンガポール航空を利用したときの搭乗記はこちら。プレエコのシートに勝手にアップグレードされていました。ANAマイルもたまるので、選べるならシンガポール航空運航便がいいですが、出てこないことが多いです。
worldwideharikov.hatenablog.com
久々のワンワールド系航空会社
ラウンジは使えないですし、そもそも乗り継ぎ時間が1時間20分とラウンジに行く時間はないので、素直にゲートに行きます。ANAなどが発着しているサテライトターミナルではなく、メインターミナルからの出発でした。
マレーシア航空は初搭乗でした。JALにも久しく乗っていないので、ワンワールド系の飛行機に乗るのもすごく久しぶりです。
座席配置3-3の小型機ですが、シートモニターが搭載されていました。
モニターはANAのB787-8やB767-300のエコノミークラスと同じくらいの大きさ。リモコンの隣にUSBポートもありました。
所要時間1時間なので、機内食はこれだけ。クアラルンプール―シンガポール間は何度か違う会社で乗っていますが、どこもこんな感じです。お菓子が付いてきたのはマレーシア航空だけな気がします。
マレーシアはイスラム教徒が多いこともあり、メッカの方向が表示されるようになっています。
シンガポールが近づいてくると、シンガポール海峡周辺の大量のコンテナ船が見えてきます。
あっという間にシンガポールに到着です。何か見知らぬ機体が止まっていました。ここまではとても順調でした。
荷物が見つからない
入国を終え、荷物を回収して今回の旅程は終了のはずでしたが、荷物が出てこない。
係の人に聞いたところ、
「乗り継ぎ時間が短くて荷物が乗り継ぎに失敗したようです」
「次かその次の便で来ると思います」
という衝撃の回答。乗り継ぎは1時間以上あったのですが、やはりアライアンスが違うとスムーズに手続きできないんでしょうか。
仕方がないので次の便まで待ちます。時間をつぶすところが多いシンガポールチャンギ空港ですが、制限エリアを出てしまうと戻れず、入国審査を逆走するわけにもいかないので、荷物を受け取るターンテーブルがある狭いエリアで待つことになってしまいました。椅子とwifiはあったため、時間つぶしには困りませんでしたが、やはりつらい。
のどが渇いてきましたが、お店は免税店しかなく、お酒しか買えません。しかも高い。普通は長時間待機する場所じゃないのでしかたない。外に出ればいろいろあるのに・・・
およそ1時間後、後続のMH603便が到着。しかしこの便でも荷物が出てこないorz。再度係の人に聞いてみると、
「たぶん次の便で来るんじゃない?心配ならそこのLost&Foundで聞いてきて」
とのこと。
チャンギ空港にはこんな感じのロストした荷物の所在を確認してくれる場所があります。この日は結構並んでいたので、荷物が行方不明になった人が多かった模様。
荷物の所在を聞いた結果、
「君の荷物はもう到着していることになっている」
「その辺をもう一度探してみて」
「あと、ここに戻ってきてもこれ以上わかんないから」
「もう到着している」ってどうなってんだ?????
当然ターンテーブルは何度も見ていて、自分の荷物が到着していないことは確認済み。
さて、困りました。完全にロストバゲージしてしまいました。同じように荷物が届かなかった人も数人いたようでした。何人かはあきらめたのか、途中で出て行きました。私はというと、とりあえず次の便を待ってそれでダメなら諦めることにしました。
シンガポール到着からおよそ4時間、13時ごろになってようやく次の便が到着しました。そしてついに自分の荷物を発見しました!
荷物タグにはMH603(MH601の次の便)と手書きで書かれていました。これが「君の荷物はもう到着していることになっている」と言われた理由ですね。こんな管理で大丈夫か?
まとめ(感想)
クアラルンプールからシンガポールまで、マレーシア航空のエコノミークラスを利用しました。マレーシア航空自体は小型機であるにもかかわらずシートモニターが付いているなど、サービスは悪くない印象でした。荷物が出てこないときはどうしようか困りましたが、待って出てきただけ良かったのかもしれません。今回は急ぎの用事もなく、乗り継ぎもなかったので良かったですが、これが乗り継ぎがある場合だったらと思うと恐怖です。以上、MH601便の搭乗記でした。