まだ新型コロナウイルス感染症が中国の一部でのみ騒ぎになっていた2020年初めごろに羽田からシンガポールまでNH843便を利用しました。弾丸旅行でよくお世話になる羽田深夜便、金曜深夜出発です。座席はエコノミークラスの前方区画の最後尾で、すぐ後ろにはギャレーやトイレがありました。ただ、深夜便で出発後すぐに消灯されるということもあり、トイレ待ちの人はそれほどおらず、ギャレーの音も特に気になりませんでした。
海外発券
今回の旅程は海外発券の残りを利用しました。海外発券は文字通り海外発日本行の航空券を購入することです。ANAの場合、同じ便を利用しても海外発券のほうが安いことがあります。また、海外発券だと最低滞在日数を気にする必要がないので、土曜日に出発して日曜日に帰国するといった弾丸旅行向け旅程を組むことができます。今回は羽田(HND)とクアラルンプール(KUL)を2往復する旅程で、
HND→KUL(日本発券往路)
KUL→HND(海外発券往路)
と
HND→KUL(海外発券復路)
KUL→HND(日本発券復路)
に分けて利用する2往復目になります。1往復目の搭乗記はこちら。
worldwideharikov.hatenablog.com
worldwideharikov.hatenablog.com
この旅程は羽田とクアラルンプールを2往復するものですが、2往復目の羽田→クアラルンプールをシンガポール(SIN)ストップオーバー(24時間以上滞在して乗り継ぎ)、という旅程にしています。そのため、2往復目は
HND→SIN
(シンガポールで滞在)
SIN→KUL(ここまで海外発券復路)
KUL→HND(日本発券復路)
という行程です。マイル修行で単純往復するのが嫌な方におすすめの旅程です。詳細についてはこちらにまとめています。
worldwideharikov.hatenablog.com
NH843便(羽田→シンガポール)搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社: ANA(NH)
- 便名: NH843
- 出発: 羽田(HND) 0:30
- 到着: シンガポール(SIN) 6:55
- 所要時間: 7時間25分
- 区間基本マイル: 3312マイル
- 機材: B787-9(ボーイング)
- 搭乗クラス: エコノミー
- 搭乗時期: 2020年年始
ラウンジで夕食+シャワー
羽田深夜発便なので、クアラルンプール弾丸旅行の時と同様に、仕事後荷物を置いてから21時前に羽田に来ました。防寒着は預け荷物に入れてしまい、ラウンジでシャワーを浴びて晩御飯にします。
今回は109番搭乗口からの出発なので、110番搭乗口付近のラウンジのほうが近いのですが、混雑がひどいので少し遠いですが114番搭乗口付近のラウンジを利用しました。残念ながらこのラウンジは2020年3月の第2ターミナル国際線エリアオープンに合わせて閉鎖となりました。
このラウンジは110番搭乗口付近のラウンジよりも窓からの眺めがよかったので好きだったのですが、残念です。深夜便に乗るためにこのラウンジに行くと、カンタスのB747型機(ジャンボジェット)が駐機しているのが良く見えました。カンタスの出発後はカタール航空のA350-1000がスポットインしていました。
21時ごろにラウンジに入りましたが、シャワー室にすぐに入れました。110番搭乗口付近のラウンジだと、21時ごろでも混んでいた記憶があります。ただ、2020年3月に半分以上の国際線が第2ターミナルに移動したので、110番搭乗口付近のラウンジの混雑はもう少しましになるとは思います。
NH843便の機内食は到着前の朝食のみで、離陸後は簡単なお菓子しか出ないので、ラウンジでがっつり食べておきます。ANAラウンジはカレーが有名ですが、おにぎりもとてもおいしいのでおススメです。ただし、新型コロナ対応中は提供されていません。
エコノミークラス前方区画最後尾
少し早めですが、ラウンジが混んできたのでゲートに向かいました。
今回の搭乗機、B787-9です。羽田国際線(第3ターミナル)の100番台搭乗口は飛行機の写真が撮りにくいのが難点です。
座席は246席仕様、エコノミークラスが多い中距離用機材です。
今回の座席はエコノミークラスの前方区画の最後尾、27Hを指定しました。後ろ側はギャレーになっています。
後ろがギャレーですが、座席を倒すのに支障はありません。深夜便のため作業をすることも少ないためか、さほど音も気になりませんでした。
窓はちょうど翼の後ろ側の付け根に位置しています。
座席足元はこんな感じ。シートピッチは34インチです。隣の人が小柄な人であれば、隣の人が通路に出る際に座ったままでも大丈夫そうです。
モニターは9インチのタッチパネル。USBポートやイヤホンジャックもあります。
座席下通路側に電源があります。
離陸後スナックを受け取り、就寝
離陸後、機内の照明を暗くした状態で飲み物が配られます。
飲み物と一緒にスナック入りの袋をもらえます。2019年末にNH885便に搭乗した際(搭乗記はこちら)にもらい損ねたものです。
中身はこんな感じ。ご飯にはならないので、搭乗前に夕食は済ませたほうが良いです。スナック配布後はしばらくして完全消灯されます。
朝食は安定の紅鮭彩ご飯
スナック配布から4時間半ほどして再度照明がつきます。
照明がついてから30分ほどで朝ごはんです。日本時間だとちょうど6時ごろでした。相変わらず紅鮭の彩ご飯を選んでいますね。ちなみに洋食だと「パンケーキ&ポーチドエッグ」でした。
朝食から1時間ほど、まもなくシンガポールに到着となります。定刻よりも30分早い到着でした。
まとめ(感想)
羽田からシンガポールまで、NH843便をエコノミークラスで利用しました。弾丸旅行に使いやすい羽田深夜便です。クアラルンプール行深夜便のNH885便と同様に、機内で寝る時間がそれなりに取れるので、弾丸旅行には最適です。座席はギャレーやトイレのすぐ前でしたが、深夜便だったこともあり、それほど気にはなりませんでした。むしろ後ろに座席がない分、後ろの人を気にせずに席を倒せます。コロナが収まったらまた利用したいところです。以上、NH843便エコノミークラス搭乗記でした。