別切り発券で乗り継ぎ、帰国。NH886(クアラルンプール→羽田)搭乗記

 2020年初めごろに、海外発券を利用してシンガポールに行っていました。シンガポールからの帰りにクアラルンプールを経由しクアラルンプールから羽田までANAのNH886便を利用しました。NH886便は現地を午後に出発し、羽田に22時ごろ到着します。シンガポールからクアラルンプールと、クアラルンプールから羽田は別切り発券で再度手続きが必要だったため、乗り継ぎの際は一度入国しました。座席はエコノミークラス最後尾通路側にしましたが、幸運にも窓側と中央席がだれもおらず、広々と使うことができました。フライトのほうはこれまでに経験にないほど長時間揺れが続き、機内食を食べるのも一苦労でした。

NH886便(クアラルンプール→羽田)搭乗記

搭乗便基本情報

  • 便名: NH886
  • 出発: クアラルンプール(KUL) 14:15
  • 到着: 羽田(HND) 22:05
  • 所要時間: 6時間50分
  • 区間基本マイル: 3338マイル
  • 機材: B787-9(ボーイング)
  • 搭乗クラス: エコノミー
  • 搭乗時期: 2020年年始

別切り発券の乗り継ぎ

 今回はシンガポール→クアラルンプール→羽田の乗り継ぎですが、クアラルンプールまでと羽田までの航空券は連続していません。これは、海外発券の一部を利用したので、クアラルンプールまでが海外発券の復路、クアラルンプールからが日本発券の復路となっているためです。航空券の詳細はこちら。

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シンガポールで羽田までの手続きができないため、クアラルンプールで再度搭乗手続きが必要となります。手続きのために一度入国しました。預け荷物がなければ制限エリア内の乗り継ぎカウンターで手続きできると思います。

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ANAホームページ、クアラルンプール国際空港空港案内(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/airport/map/kul.html)より

 乗り継ぎカウンターはメインターミナルにあります。ANAなどが発着するサテライトターミナルではないので注意が必要です。今回はシルクエア―MI324便からの乗り継ぎでしたが、この便もサテライトターミナル到着でした。MI324便の搭乗記はこちら

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 MI324便を降りて、入国審査を済ませ、預け荷物を回収、ANAのカウンターで搭乗手続き、出国審査、サテライトターミナルに戻るまででちょうど1時間程度でした。マレーシアには1時間のみの滞在です。このときは入国審査や出国審査にあまり時間がかかりませんでしたが、混雑しているとかなり時間がかかるので、入国が必要な乗り継ぎをする際には注意が必要です。今回は余裕をもって約4時間乗り継ぎ時間を取っていました。MI324便が1時間近く遅延したので、実際の乗り継ぎ時間は3時間、入国と再出国で1時間、残り2時間となり、ちょうど良い時間配分となりました。別切り発券の場合は乗り継ぎに失敗しても航空会社が保証してくれない可能性が高いので、通常よりも余裕をもって旅程を組んだほうが良いでしょう。

サテライトターミナル中央部

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 クアラルンプール国際空港のサテライトターミナルは、4方向に搭乗口があるエリアが伸びており、中央部には木が生い茂っている空間がある構造となっています。

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この中央部の気が生い茂っている空間ですが、実は「KLIA Jungle Boardwalk」という名前がついていて、中に入ることができます。

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中はちょっとした植物園状態になっています。熱帯林の説明もあります。

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中央部には滝があります。それほど広くなく、5分か10分程度でさっと見て回れる程度です。植物が好きな人であればもうちょっと長居できるかもしれません。天井がないので、雨が降っている場合は利用不可です。

エコノミークラス最後部

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 時間になったので搭乗口に来ました。それまではラウンジで簡単なランチにしていました。クアラルンプール国際空港でのANA便の指定ラウンジはマレーシア航空のゴールデンラウンジです。マレーシア航空の本拠地ラウンジですので、設備も充実しています。ビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスに搭乗する場合、スターアライアンスゴールド会員資格保持でエコノミークラスに搭乗する場合に利用可能です。出発3時間前からしか利用できない点には注意が必要です。レビューはこちら。

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今回の搭乗機、B787-9型機です。

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ANAホームページ、機種・シートマップ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/inflight/seatmap/detail/b787_9.html)より

2種類あるANAのB787-9型機のレイアウトのうち、エコノミークラスの割合が多い中距離仕様機です。今回は窓側列の通路側席(40H)を指定しました。

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座席はこんな感じ。すぐ後ろはお手洗いです。お手洗いの出入り口は座席と反対側にあり、それほどうるさくはなかったです。

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座席後ろ側には座席を倒せる分のスペースがあります。リクライニングをフルに使っても壁にはぶつかりません。後ろの人を気にせずにリクライニングが利用できます。

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モニターは9インチのタッチパネルです。USBポートやイヤホンジャックもあります。シートピッチは34インチで、大柄な人でなければ、隣の人が座ったままでも通路側にアクセスできそうです。

隣2席が空席のフライト

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ほぼ定刻で出発します。幸運にも隣が2席とも空席でした。

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せっかくなので窓から南シナ海を撮影。

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自分の隣以外は、中央席が数席空いている程度でした。ラッキーです。

揺れる機内で機内食

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離陸から1時間ほどでドリンクとおつまみが来ました。

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それからさらに1時間後、機内食が来ました。和食の鮭塩焼きを選びました。前回のNH886便の搭乗記でも書きましたが、この便は機内食が気持ち遅めな気がします。前回の記事はこちら。

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 機内食が配られたあたりから揺れが激しくなります。うどんのつゆがこぼれそうでひやひやしました。機内食のうどんやそばの器は、もう少し深いものにしてもらえると良いのですが。

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食後のアイスです。揺れが大きくなっていたのでぶれています。この後シートベルト着用サインが点灯しました。1時間近く点灯していたように記憶しています(もっと短かったかもしれませんが)。シートベルト着用サインが点灯していると、お手洗いに行けないうえに、いつ行けるかもわからないことがつらいです。

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台湾を過ぎたあたりでようやく揺れがおさまりました。離陸から4時間ほどで機内は暗くなってきました。

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着陸1時間半前くらいに軽食のパンが出されました。電気は暗くしたままでした。

沖止め

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羽田には50分ほど早着しました。羽田夜着便の場合、到着が遅れると帰れなくなる恐れがあるので、早着は助かります。前回同様、今回も沖止めでした。バスでの移動になります。後方席だと最後のバスになりがちです。シンガポール(真夏)での恰好のまま、外(真冬)でバスを待つ羽目になってしまったので、かなり冷えました。簡単な防寒着くらい持ち込んでおけばよかった。

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まとめ

 クアラルンプールから羽田まで、NH886便をエコノミークラスで利用しました。この便は現地を午後出発、羽田に夜着ですので、首都圏在住であればそのまま帰宅して家で休むことが可能なので、翌日以降に疲れが出にくいです。クアラルンプールでは別切り発券の乗り継ぎのため、一度入国し手続き後すぐに出国しました。この手続きで1時間程度でした。フライトは揺れが長く続きましたが、隣2席が空席だったこともあり、とても快適なフライトでした。新型コロナウイルス感染症の影響で、しばらくは海外旅行は難しそうです。またこのようなフライトを楽しめる日が来ることを祈りたいです。以上、NH886便エコノミークラス搭乗記でした。

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