6月19 日に、政府から出されていた首都圏の移動自粛要請が解除されました。そこで、6月下旬に感染対策をしたうえで1月以来およそ5ヶ月ぶりに羽田空港に行ってみました。6月中は需要減に伴う減便が多いままだったため、空港内は信じられないほど閑散としていました。ターミナル内の様子をまとめてみました。
第1ターミナル
まずはJALやスカイマークが主に利用している第1ターミナルです。北側の保安検査場は閉鎖されていました。人もまばらです。なお、この保安検査場は7月から再開してました。
出発便は欠航だらけ。
中央部の吹き抜け付近も人はほとんどいませんでした。ただ、羽田空港の第1ターミナルに来るのは数年ぶりなので、普段とどれくらい違うのかがわかっていなかったりもします。展望デッキにはそれなりに人がいました。
第2ターミナル
ANAが主に利用する第2ターミナルです。こちらは2020年3月から国際線エリアがオープンしており(現在は閉鎖中)、あちこち変化が見られました。
まずモノレールや京急の改札を出て出発階への長いエスカレータを登る前のフロアに、国際線用のチェックインカウンター(T counter)が新設されていました。設備を見る限りセルフチェックイン用ではないかと思われます。
第2ターミナル出発階も7月までは南側区画を閉鎖しており、昼間の羽田空港であるにもかかわらず人がほとんどいない写真が取れました。なお、北側区画にはちらほら人がいましたが、普段と比較すると圧倒的に少なかったです。
チェックイン端末の前などあちこちに消毒液が置かれていました。
南側区画の端に、国際線用の乗り継ぎカウンターができていました。奥にはアライバルラウンジもありました。
運航状況はJALと同様、ほとんどが欠航でした。7月からはもう少し運航されているはずです。
需要の急減に伴う機材変更で、普段は羽田に来ることのないANAが持つ最小の機材、ボンバルディアDHC-8 Q400(座席数74)が駐機していました。
第3ターミナル
最後に、3月から第3ターミナルとなった国際線ターミナルです。
人がいません。ソーシャルディスタンスを取らないほうが難しい状況です。
反対側もこのありさま。国際線はほとんど運休しているので、当然といえば当然なのですが、衝撃的でした。
参考に2017年の夏にクアラルンプールに行ったとき(搭乗記)のほぼ同じアングルの写真がこちら。このときはこんなに人がいたのに。
カウンター内の小物からチェックイン待ちの人が並ぶ部分のガイドロープまで、何もありません。
レストランやお土産屋が並ぶ江戸小路も全く人がいません。
ただ、いくつかのファーストフード店は営業していました。空港で働く人のためでしょうか。
フロアをまわっていると、3月に就航予定だったヴァージンオーストラリア航空用の案内看板が置いてありました。ヴァージンオーストラリア航空はコロナに伴う需要急減が原因で破産してしまいましたが、羽田に就航できるのでしょうか。
他にも3月から羽田に移管予定だったアエロフロートロシアの案内板もありました。新品ではないようなので、おそらく成田から運んできたのだと思います。
第3ターミナルは設備のアップデート工事をしているようです。写真はANAのカウンターですが、自動チェックイン用の装備が新しくなっていました。
この工事は現在進行中のようで、一部ではこんな感じで工事が続けられていました。
まとめ
政府による移動自粛要請が解除された直後の6月下旬に、羽田空港の様子を見に行きました。昼間であるにもかかわらず誰もいない国際線ターミナルは衝撃的でした。7月に入り国際線も徐々に運航が再開されてはいますが、感染の再拡大傾向もみられており、コロナ前のようになるには相当な時間がかかりそうだと改めて思いました。
コロナ対策は各個人が実施しないと意味がないので、手洗い、うがい、咳エチケット、マスクの着用、人混みを避ける、体調不良時は外出しない、などの対応を徹底しましょう。内閣官房のホームページにコロナ対策についてまとめたページがありますので、少なくとも目を通すくらいはしておくことをおすすめします。見直すと自分自身では十分対策しているつもりでも、不十分だった点がいくつもありました。改善せねば。
スマホでご覧の方で政府のコロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)を入れていない方は、インストールしておきましょう。私もインストールしてみましたが、スマホの動作が遅くなったり、電池の減りが早くなったりということは感じませんでした。人の多いところに行っていないからというだけかもしれませんが。
Google Play
App Store
すべての人がコロナ対策を厳密に実施すれば、感染の拡大は幾分抑えられるはずです。自由に旅行ができる日々を取り戻すために、頑張りましょう。以上、移動自粛あけの羽田空港の様子の紹介でした。