新型コロナウイルス感染症の影響で1月のシンガポール以降、国際線にも国内線にも乗れない日々が続いていましたが、8月に半年以上ぶりに国内線を羽田から伊丹まで利用しました。利用したANAのNH33便はちょうど羽田新ルートを使っての離陸となりました。これまで着陸のみだった羽田空港B滑走路からの離陸のため、違った風景が見えて、久しぶりなフライトであったことと合わせてとても新鮮でした。
NH33便(羽田→伊丹)搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社: ANA(NH)
- 便名: NH33
- 出発: 羽田(HND) 16:00
- 到着: 伊丹(ITM) 17:05
- 所要時間: 1時間5分
- 区間基本マイル: 280マイル
- 機材: A321-200neo(エアバス)
- 搭乗クラス: 普通席
- 搭乗時期: 2020年8月
賑わいがまだ戻らない羽田空港
6月に様子を見に行って以来の羽田空港、6月と比べると人は戻ってきた雰囲気。
とはいえ、まだかつての賑わいには程遠い感じです。奥の国際線エリアも閉まったまま。6月の首都圏移動自粛解除直後の様子はこちら。
worldwideharikov.hatenablog.com
今回はフライトがありますので制限エリア内に入ります。制限エリア外よりもさらに人が少ない印象。
待ち時間で久しぶりの国内線ラウンジ。ラウンジ入口に手を使わずに開けられる機内トイレの展示がありました。機内トイレでの間接的な接触で新型コロナに感染した可能性を指摘する記事もあったので、これから先、重宝しそうです。ちなみに手を使わずに開けられるのはトイレから出るときのみです。
ラウンジもガラガラでした。とはいえ、時間帯によってはこういうときもありましたので、単純比較はできないかも。
消毒液が設置されています。飲み物コーナーも結構な頻度で掃除されているようでした。
久々の搭乗
今回の搭乗機、A321-200neoです。大型機での運航が多い羽田―伊丹では通常は珍しいのですが、この時期はこればっかりが飛んでいました。シートモニター搭載なのである意味アップグレードかもしれません。
A321型機の座席数は194席、ANAの単通路機では最大となります。
優先搭乗は中止しており、LCCのように席の位置で搭乗順が決まります。後方窓側を指定したので、初めてグループ1で搭乗できました。久々のanother sky(搭乗時に流れる音楽)に感無量です。
A321型機は2016年11月から就航した新しい機材です。最初期に導入されたA321-200ceoの4機を除き、すべての機材でシートモニターが付いています。
国際線でよく使われているB787型機のシートモニターよりも大型です。シートの細かい紹介は、長くなるので今回は省略します(近いうちにします)。
搭乗率は7割くらいでしょうか。後方については真ん中が空席、前方はかなり埋まっているようでした。
新型コロナ対策として希望者にはアルコールシートが配布されていました。*アルコールシートで窓は拭かないようにしましょう(劣化します)。
機内誌はありません。希望の場合はCAさんに言えばもらえます。
羽田新ルートでの離陸
ターミナルから北側に向かったのでC滑走路からの離陸かと思っていたら、思わぬところで離陸滑走が始まりました。どうやら2020年3月から解禁となった新ルート(B滑走路西向き離陸)を使うようです。
都心をまわる着陸ルートがよく話題になっていますが、離陸ルートも新しく設定されています。国際線ターミナルを北側から眺めるのは新鮮です。右側窓席にすると関東平野が良く見えていると思います。
川崎の工業地帯、遠くに羽田のD滑走路が見えます。こちらもなかなか新鮮な景色。
B滑走路からの離陸は新ルートの中でも南風運用時のみ、時間も15時~19時までのうち3時間程度に限られています。羽田空港の新ルートに関しては国土交通省のページで紹介されています。
飲み物はお茶か水のみ
シートベルトサインが消えると社長が出てきました。
飲み物はお茶か水のみ、子供用にアップルジュース、という感じでした。水はペットボトルでの配布でした。今回はお茶にしました。コンソメスープとか飲めるようになる日は来るのでしょうか。
フライト自体は1時間程度のため、あっという間に大阪に着きます。かなり霞んでいますが、相変わらず伊丹アプローチ時の景色は素晴らしい。
伊丹空港に到着しました。新型コロナ対策として、降りる順番も指定されていました。まず1-15列目までの人が降機、それまではそれ以降の座席の人は待機という感じです。ただ、降りるのにかかる時間は通常時とさほど変わらないように思いました。
まとめ(感想)
半年以上ぶりに飛行機を利用しました。国際線どころか国内線にもこれほど長く乗らなかったのは久々だったので、感無量なフライトでした。新型コロナの影響が大きく、羽田空港に賑わいが戻るにはまだまだ時間がかかりそうです。また、羽田新ルートからの離陸にあたり、珍しい体験ができました。このルートで離陸するなら右側窓席にすると景色が良いのではないかなと思いますが、伊丹行の場合は着陸時に大阪市内を一望できる左側のほうが好きです。別の目的地の時に右側窓席も狙ってみたいです。都心をまわる新着陸ルートもなんとか乗ってみたいですが、なかなか難しい。以上、NH33便の搭乗記でした。