2020年夏に伊丹から羽田までANAの国内線を利用しました。今回乗って驚いたのはシートにUSB電源が追加されていたことです。最近導入されたA321型機やB777-200型機のリニューアル機材には電源が装備されていることは知っていたのですが、そのほかの機材(今回はB767-300ER)にも導入しているとは思いませんでした。今回はそんな国内線の搭乗記とリニューアルされた伊丹空港の様子の紹介です。
NH32便(伊丹→羽田)搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社: ANA(NH)
- 便名: NH32
- 出発: 伊丹(ITM) 16:00
- 到着: 羽田(HND) 17:15
- 所要時間: 1時間15分
- 区間基本マイル: 280マイル
- 機材: B767-300ER(ボーイング)
- 搭乗クラス: 普通席
- 搭乗時期: 2020年8月
リニューアルされた伊丹空港
伊丹空港は最近まで行われていたリニューアル工事がちょうど終わったところでした。保安検査を抜けた先が海外の空港のように店と通路の境がないエリアになっています。そんなに広くはないです。
そこを抜けるとフードコートに出ます。お店はお寿司やたこやき、そば、などがあります。スターバックスもあります。
ANAラウンジもリニューアルされています。こちらはもう少し前からオープンしていました。ANAラウンジには保安検査場から直接入ることもできます。
リニューアルされたANAラウンジの中はこんな感じでとても広々としています。
窓はかなり大きくとってあり、飛行機が良く見えます。
ラウンジから外を見るとこんな感じ。リニューアル前のANAラウンジは滑走路と反対側にあったので、あまり飛行機が見えませんでしたが、リニューアル後は滑走路に面していてよく見えます。
当然、アルコールからソフトドリンクまで、飲み物類も完備です。
USB電源付きB767型機
今回の搭乗機、B767-300ER型機です。もともと国際線仕様機でしたが数年前に国内線に転用されています。
座席数は270席、内10席がプレミアムクラスです。プレミアムクラスは2-1-2という珍しい配置をしています。普通席は2-3-2配置です。
今回の座席。国際線からの転用時に内装を新しくしているため、機齢のわりに内装は綺麗です。
シートモニターはありません。コロナ対策で機内誌もありません。ただ、テーブルのところによく見ると見慣れないシールが。
ん?USB?
なんと座席下にUSB電源がつけられていました。ANAのホームページによると、電源があるのはB777-200型機とB737-800型機の一部、A321型機となっています。
B767型機は機材によってはwifiもないときがあるので、USBとはいえ電源が付いているとは思いませんでした。今回の機材である機体番号JA616Aが国内線仕様に変わったのはどうやらシートモニターやシート電源の導入決定後だったようなので、国内線仕様へのリニューアルの際についでにUSB電源をつけたのではないかと思います。それともB767型機にはみんなこっそりUSB電源が付いていたりするのでしょうか?
夏空のフライト
伊丹空港を離陸します。この日は空気が澄んでいたので大阪平野が一望できます。
日本列島の形をした島がある昆陽池公園もよく見えます。
空には夏らしい積乱雲が。
新型コロナ対策で飲み物が変更されており、お茶か水の選択になっています。今回は水にしてみました。蓋を閉めれる分紙コップでもらうお茶よりも扱いやすいです。
羽田までは1時間程度なのであっという間に到着です。羽田新ルートでの着陸になるかと期待しましたが、通常ルートでの着陸でした。
まとめ(感想)
伊丹から羽田までANAのNH34便を利用しました。伊丹空港はリニューアル工事が終わってとてもきれいになっていました。今回は紹介しませんでしたが、制限エリア外も新しくお店ができていますし、展望エリアもきれいになりました。フライトは機齢10年以上のB767型機でしたが、内装はリニューアルされており、wifiも使えましたし、シートにUSB電源もついていました。今回の機材はUSB電源が付いていましたが、今のところすべての機材に電源がついているわけではないと思われるので、あったらラッキーくらいの感じでいたほうがよさそうです。以上、NH32便の搭乗記でした。