他の路線とは異なるエコノミークラス NH183(ホノルル→成田)搭乗記

 2023年春にホノルルから成田までNH183便を利用しました。機材は行きと同様のA380フライングホヌで、今回はエコノミークラスを利用しました。まだコロナが明けて間もない時期でかつ円安になりだした時期でしたが、それなりに人が乗っていました。成田までは8時間40分で、行きよりも時間がかかります。A380の1階席は2階建て構造のため壁側でも広々していて快適ですし、更衣室など他の機材にはない設備もあります。また、通常エコノミークラスでは提供されていないスリッパの提供があるなど、他路線よりも優遇されています。一方、乗客が多い中でサービスを効率化するためか、機内食は他路線とは異なり1種類に限定されています。

NH183便(ホノルル→成田)搭乗記

搭乗便基本情報

  • 運航会社: ANA(NH)
  • 便名: NH183
  • 出発: ホノルル(HNL) 11:35
  • 到着: 成田(NRT) 15:15
  • 所要時間: 8時間40分
  • 区間基本マイル: 3831マイル
  • 機材: A380-800(エアバス)
  • 搭乗クラス: エコノミー
  • 搭乗時期: 2023年春

他にはない特徴を持つエコノミークラス

 C4ゲート前からフライングホヌがよく見えました。ホノルル空港でA380型機が駐機できるのはC4ゲートとC9ゲートのみです。C4ゲートにはANAラウンジがあり、2階席に搭乗する場合はラウンジから直接搭乗できます。ラウンジのレビューはこちら

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搭乗します。今回はエコノミーのため、1階席です。3-4-3配列になっています。

ANAホームページ、機種・シートマップ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/prepare/seatmap/international/a380/)より

1階席はすべてエコノミークラスになっており、座席数は383席あります。ちなみに、国内線で運行されているB787-9型機の席数が最大で395席です。機体後方の70から76列目はカウチシートとなっており、追加料金を支払うことで1列をベンチ型にして使うことができます。

今回の座席はこちら。

大型の座席モニターモニターは13.3インチタッチパネル。B767-300ER型機やB787-8型機近距離仕様のビジネスクラス(ANA Business Cradle)モニター(12.1インチ)より大きいです。

リモコンはシンプルな形。時計の下の部分を触ることで画面を操作できます。

テーブルは折り畳み式で、コップ用の穴があるタイプ。

足元にはフットレストと電源が各座席にあります。

シートピッチは34インチ(約86センチ)で、他のANA中長距離国際線機材と同様です。

A380の1階席は壁が丸くなっていないため、窓側席でも天井が高くスペースが広いです。

座席には枕と毛布のほかに、使い捨てスリッパが置かれていました。通常の国際線エコノミークラスではスリッパはなく、ホノルル線のみのサービスです。

 ANAのA380型機エコノミークラスには多目的室があります。着替え、小さな子どもさんの授乳やおむつ交換、化粧などでの利用を想定しているようです。

中には便座の代わりに椅子があります。

もともとお手洗いのスペースなためか、手を洗う場所もあります。着替えと歯磨きはここでできます。

着替え台もあります。トイレだとどうしても汚れていることが多いため、こういうスペースがあるのは助かります。

機体後方には階段があります。機内に階段がある機材は限られているため、新鮮です。ただ、ANAのA380型機では1階席と2階席でクラスが異なるため、飛行中に階段を旅客が利用することはまずないです。2階にあるビジネスクラスはホノルルまでのフライトで利用しました。搭乗記はこちら。

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ホノルルの街を眺めながら離陸

出発します。翼が大きい。

尾翼からのカメラ映像は普段なかなか見ないので新鮮です。

安全ビデオは通常と同じですが、一部にホノルル線独自の演出が加わっています。

滑走路へ移動。日本ではまず見ないB717型機が後ろにいました。

ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドを見つつ離陸。さよならホノルル。

機内食は1種類のみ

離陸から30分ほど経過。おしぼりが配られた後に飲み物とおつまみのサービスがありました。

そこから15分ほどで機内食。チキンカレーです。通常の中長距離国際線エコノミークラスでは2種類からの選択になりますが、この路線ではエコノミークラスの人数が多いためか、1種類のみです。

食後にはアイスもあります。

しばしの仮眠

 離陸から3時間ほど。機内が暗くなってきました。しばし仮眠します。

ギャレーではちょっとしたお菓子が置いてあります。小腹が空いたときにぜひ。

ちなみに、封筒のようなものはチョコレートでした。

到着前の軽食

 離陸から5時間ほど経過。天井がレインボーカラーになっていました。

飛行機はかなり成田に近づいてきました。

このあたりで到着前の軽食が出ました。

中はこんな感じ。サンドイッチとヨーグルトとお菓子でした。

雨の成田空港へ

 成田にまもなく着陸。ホノルルと違い、天気は悪め。

着陸。大きな翼での着陸動作は迫力があります。

降りるときにA380のロゴが間近で見られました。

ホノルル行きとは異なり、現地時間の夜に成田着のスケジュールなため、時差ぼけはあまり感じませんでした。

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まとめ(感想)

 NH183便のエコノミークラスをホノルルから成田まで利用しました。エコノミーでもスリッパが提供されていたり、機内食が1種類しかなかったりと、他のANA路線と比べると特殊な路線でした。到着が朝になるホノルル行きとは異なり、成田到着後は帰宅して寝るだけなので時差ぼけもさほど気にならないです。なので、行きは体力温存のためビジネス、帰りはエコノミーとしてもよいかと思いました。ただ、その場合はホノルル空港でラウンジから直接機内へ乗り込むという体験ができないのが残念な点です。また乗ってみたいですが、円安がつらい。以上、NH183便エコノミークラス搭乗記でした。

 

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