フライングホヌビジネスクラスでホノルルへ NH184(成田→ホノルル)搭乗記

 2023年春にホノルルまでNH184便を利用しました。機材はA380型機フライングホヌでした。ちょうどコロナ禍が明けてフライングホヌの毎日運航が再開した時期でした。エコノミークラスで予約しましたが、ダイヤモンド会員特典を利用してビジネスクラスにアップグレードしました。ホノルルまでの所要時間は7時間20分で、東京からクアラルンプールまでとほとんど同じです。アップグレードに必要なアップグレードポイントも東南アジア路線と同じです。ビジネスクラスは2階にあります。思っていた以上に静かで、動き出したことがわからないくらいでした。ホノルル到着は現地時間の朝になるので、フルフラット座席でゆっくり休んで到着後朝から動けるのはありがたいです。

NH184便(成田→ホノルル)ビジネスクラス搭乗記

搭乗便基本情報

  • 運航会社: ANA(NH)
  • 便名: NH184
  • 出発: 成田(NRT) 20:10
  • 到着: ホノルル(HNL) 8:30
  • 所要時間: 7時間20分
  • 区間基本マイル: 3831マイル
  • 機材: A380-800(エアバス)
  • 搭乗クラス: ビジネス
  • 搭乗時期: 2023年春

チェックインはZ屋敷で、搭乗まではスイートラウンジで

コロナ禍中は閉鎖されていたANA suite check-in、通称Z屋敷ですが、この時には復活していました。ANA運航便のファーストクラスを利用する方とその同行者1名、またはANA運航便を利用するダイヤモンド会員とその同行者1名が利用可能です。

中はこんな感じになっています。通常より広めのチェックインブースが複数あります。

壁側には椅子もあります。奥の出口は専用保安検査場につながっています。

ダイヤモンド会員は当日空席があり、事前に電話で申し込みをしている場合、アップグレード対象外運賃でも通常の2倍のアップグレードポイントを利用することでアップグレードができます。今回はセール運賃で予約していましたが、無事アップグレードされました。このアップグレード特典の詳細についてはこちらの記事の冒頭で解説しています。

worldwideharikov.hatenablog.com

搭乗まではスイートラウンジでシャンパンを飲みつつ過ごします。コロナ禍以降、成田空港のスイートラウンジは第5サテライトのもののみとなっています。レビューはこちら。

worldwideharikov.hatenablog.com

A380フライングホヌ

 搭乗時間が近づいたので、ゲートに移動します。

今回の搭乗機はA380-800型機、世界最大の旅客機です。ANAは3機のみをホノルル線専用機材として導入しており、フライングホヌという愛称がついています。

3機はそれぞれ異なる塗装がなされており、1号機にはラニ、2号機にはカイ、3号機にはラーの愛称があります。

ANAホームページ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/prepare/seatmap/international/a380/)より

ANAの場合、1階席はすべてエコノミークラスで383席、2階席はプレミアムエコノミーが73席、ビジネスが56席、ファーストが8席で合計520席仕様です。また、エコノミークラス後方にはカウチシートが設定されています。

2階席にあるビジネスクラスへ

 搭乗します。今回利用するビジネスクラスは2階にあるため、ゲートを通ってすぐにエコノミー席と別れます。

搭乗時にスロープを上ることになるのは、A380の2階席搭乗時だけなので貴重です。

ビジネスクラスはこんな感じ。2階席なため、壁がかなり斜めになっています。また、中央列は通常のスタッガード配列とは異なり、パーティションを外すとペアシートになるような配置になっています。

今回の座席は通路側の8H。

翼の上ですが、視点が高くていつもとは違う感じです。

A380の2階席には窓側に物入のスペースがありますが、この座席はなぜか使用できないようでした。

画面は18インチのタッチパネル。

座席周りの様子。基本的な装備はANAの他の長距離国際線機材と変わりません。リモコンだけ少し違っています。

リクライニングやテーブルの仕様はB787-10型と同様。

足元にもスペースがあります。

 ハワイ路線は所要時間としては東南アジアと同程度ですが、欧米線で提供されるアメニティキットがもらえます。

中身はこんな感じ。*現在は別のものになっています。

静かな出発

 ウェルカムドリンクをいただきます。

機内安全ビデオが流れ始めました。就航当時は特別なものが使われていましたが、現在は他路線と同じものです。ただし、あちこちにウミガメのマークが入っています。

気が付いたらスポットを離れていました。音が静かです。フライトマップにもウミガメのマークが入っています。A380はこんな感じで機外カメラとフライトマップの同時表示が可能になっています。素晴らしい。

そうこうしているうちに滑走路まで来ました。離陸します。

機内サービスは中距離路線と同様

 離陸から1時間ほどで機内食が始まります。欧米線のようなフルコースではありません。まずアミューズから。

その後まとめて全部来ます。洋食を選択しました。メインディッシュは鰆のソテーにセロリとハーブのコンディメント クリームソースでした。

食後に緑茶とお菓子をいただきます。

フルフラットシートで仮眠

 食事が終わったのが離陸から約2時間後、日本時間で22時頃です。到着まで5時間程度、座席をフルフラットにして仮眠します。

到着2時間前、日本時間で深夜1時頃に機内が明るくなり始めます。

ホノルルまで残り1/4程度。

到着前機内食としてサンドイッチセットが配られます。ちなみにこれは1回目の食事のあとに自由に注文してよいメニューの中のものです。頼めば他の物ももらえると思いますが、お腹いっぱいだったためこれだけにしました。これをスキップして着陸直前まで寝ておくのも手です。

ついでに目覚ましもかねて紅茶。

ホノルル到着

それから1時間30分ほど経過。高度を落としまもなくホノルルです。

空港が見えてきました。

到着。日本時間では深夜3時頃ですが、ホノルルはまだ朝9時頃。時差ボケがつらいですが、横になれる分エコノミーと比べて楽です。

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まとめ(感想)

 NH184便のビジネスクラスを成田からホノルルまで利用しました。総2階建てという、他にはない特徴を持っている飛行機なため、搭乗時からテンションが上がりました。機内は思ったよりも静かで、快適でした。所要時間は東南アジアと同程度であるものの、欧米線で配られているアメニティセットの提供があるなど、サービス面で力を入れているようです。ホノルル路線は到着が日本時間深夜な一方、現地時間は朝なため時差ボケがつらいところですが、ビジネスクラスだと横になれる分、到着後の体力の残り具合が違います。最後の食事をスキップして到着直前まで寝ておくのもよいかと思いまsう。以上、NH184便ビジネスクラス搭乗記でした。

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