2019年末にサンフランシスコから成田まで、ANAのNH7便を利用しました。サンフランシスコから成田までの所要時間は11時間20分。往路である成田からサンフランシスコまでのNH8便よりも2時間程度所要時間が長いです。往路ではプレミアムエコノミーアップグレード予約キャンペーンでアップグレードできていましたが、復路はアップグレードできず、エコノミークラスになります。座席はクラス最後部を指定しました。今回の機材であるB777-300ER(264席仕様)のエコノミークラスは3-4-3配列ですが、今回指定した最後部は2-4-2となっており、人が少なめで快適です。降りるまでに時間がかかりますが、日本入国の際に自動化ゲートの利用申請をしておけば、荷物が出てくるまでには入国もできてしまいます。
NH7便(サンフランシスコ→成田)エコノミークラス搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社: ANA(NH)
- 便名: NH7
- 出発: サンフランシスコ(SFO) 11:00
- 到着: 成田(NRT) 15:20+1
- 所要時間: 11時間20分
- 区間基本マイル: 5130マイル
- 機材: B777-300ER(ボーイング)
- 搭乗クラス: エコノミー
- 搭乗時期: 2019年末
日本線ラッシュのサンフランシスコ国際空港
今回利用したNH7便の出発は午前11時ですが、この時間帯はANAがコードシェアするユナイテッド航空の日本行の路線も集中しています。具体的には、
- 10:35発 羽田行(ユナイテッド航空)
- 11:00発 成田行(ANA) 11:00
- 11:05発 成田行(ユナイテッド航空)
- 11:15発 関西行(ユナイテッド航空)
となっています。特に成田行きはANAとユナイテッド航空が5分おきで出発というスケジュール。もうちょっとずらしてくれればいいのに。2020年3月からはANAの羽田―サンフランシスコ線も加わりました(新型コロナウイルス感染症の影響で運休中)が、これはサンフランシスコ深夜発のスケジュールです。
ラウンジ利用資格がある場合、ユナイテッド航空のラウンジが利用できます。詳細はこちらで解説しています。
worldwideharikov.hatenablog.com
エコノミークラス最後部
今回の機材、成田からサンフランシスコまで利用したのと同じ、B777-300ER型機です。海外でANA機を見るとほっとします。成田→サンフランシスコ間はプレミアムエコノミーを利用しました。搭乗記はこちら。
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B777-300ERには4種類の座席レイアウトがありますが、今回は一番席数の多い264席仕様でした。エコノミークラスは基本的に3-4-3の座席配列になります。ただ、エコノミークラスの最後部に関しては2-4-2の座席配列になっています。
今回は座席が2-4-2となっているエコノミークラスの最後尾を指定しました。
後ろの部分はこんな感じで、座席数は減っていますが、座席自体は変わっていません。ちょっと通路が広くなっています。
座席は通常のエコノミークラスのものです。9インチのタッチパネルモニターUSB電源付き。
テーブルは二段階に折りたためるもので、コップ用の穴が開いています。ただ、この穴はテーブルを全部開いていないと使えないうえ、機内食を食べる際はトレーが邪魔をして使えないので、使い勝手が悪いです。B767型機の座席のように、テーブルを開いた時に前の座席の背もたれ部分にカップホルダーがあるもののほうが使いやすいですね。ANAのB767型機を利用したときの搭乗記はこちら。
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ANAのB767型機の座席はテーブルの裏側にもドリンクホルダーが付いており、テーブルを閉じた状態でも飲みものを置けるようになっています。なぜこの機構を新しい機材に反映させなかったのだろうか。
エコノミークラスのヘッドフォンは往路で利用したプレミアムエコノミークラスのものと比べるとやや安っぽさがあります。
機内食で隣の人がやらかす
まもなく出発。隣には新塗装のユナイテッド航空がいました。
出発後40分程度で飲み物とおつまみが来ました。おつまみが早かったです。飲み物が後から来ました。
それから1時間ほど後に機内食が来ました。小海老のカレーですが、写真の機内食は食べれず終いでした。というのも、さあ食べるぞ、となったときに隣の人がワインをひっくり返すという事件が発生したためです。幸い私はほとんど被害がなかったです(パソコンケースにワインがかかっていて少し焦りましたが)。災難でした。CAさんに対応してもらい、機内食も作り直してもらえました。ちなみに隣の人が飲み物をひっくり返すのはこれが2度目です。手荷物はこういうことも想定してちゃんと蓋を閉めておくべきですね。
そんな災難な機内食が終わってからは消灯となります。長距離路線なので消灯後はギャレー部分でお菓子や飲み物を調達できます。最後部座席だとギャレーへのアクセスは良いので、お菓子をつまみつつ映画を見るには都合が良いです。到着が午後なので到着後に無理して起きておく必要性もさほどないですし。
座席の隣にはクルーの休憩室への入口?があり、お手洗いはシートに隣接した場所にはありませんでした。そのため、音が気になることもありませんでした。お手洗いに行く人が通ることは多いので、それが若干気になるかもしれません。
そんなこんなで到着1時間半前に二度目の機内食。いよいよ日本が見えてきたころです。
着陸はフライングホヌと同時
着陸間際、房総半島側から成田空港へ侵入します。下層の視界はかなり悪かったのですが、遠くに富士山が見えました。
成田空港のB滑走路(東側の滑走路)に侵入していましたが、ちょうどA滑走路にフライングホヌが着陸しているところでした。
2号機(kai)ですね。
成田に到着すると時差の都合で1日後の夕方になります。ちょっと損した気分。
まとめ
NH7便(サンフランシスコ→成田)のエコノミークラスに搭乗しました。最後部座席は降りるのに時間はかかりますが、人口密度が低めなうえ、長距離線だとお菓子や飲み物が置いてあるギャレーも近いので、個人的にはおススメです。お手洗いに行く人が頻繁に通るので、それが気になる人には向いていないかもしれません。以上、NH7便エコノミークラス搭乗記でした。