2017年春に1泊4日でクアラルンプールとシンガポールをめぐる弾丸旅行をしました。まず羽田を深夜便で出発し、クアラルンプールに朝に到着、同日夜にクアラルンプールを出発しシンガポールへ。シンガポールで1泊したのち、深夜便で成田へ帰国します。この時の2回目のフライト(クアラルンプール→シンガポール)の搭乗記です。利用した便はシンガポール航空のSQ119便です。2017年当時、就航したばかりのA350-900型機が投入されていたので、この便を選んでみました。スターアライアンスゴールドの恩恵なのか、エコノミークラスで予約していましたが、プレミアムエコノミーの座席でした。座席指定したときは普通の座席だったのでアップグレードされていたようです。誰も言ってくれないので座席につくまでアップグレードされた事実に気が付きませんでした。
シンガポールまでの所要時間は1時間、羽田―名古屋(中部国際空港)間と同じくらいです。エコノミークラスだと機内食はなく、パック入りのジュースがもらえるだけです。機内食が出てきたところでゆっくり食べる時間はないですけどね。
シンガポール航空の簡単な紹介
シンガポール航空(SQ)は、シンガポール・チャンギ国際空港を拠点とするシンガポールのフラッグキャリアです。サービス水準が高いことで有名で、スカイトラックスのベストエアライン賞で常に上位にランクインしています。日本には東京羽田、東京成田、中部国際、関西国際、福岡に定期便で乗りいれています。スターアライアンスに所属しているので、申請すると搭乗でANAマイルがたまりますし、ANAのマイルで特典航空券を発券できます。ただし、最新機材のビジネスやファーストクラスについてはシンガポール航空のマイルでしか特典航空券を発券できないようになっています。2019年現在、世界最長路線であるシンガポール―ニューアーク線を運行しています。
シンガポール航空のホームページはこちら。
https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/home#/book/bookflight
SQ119便(クアラルンプール→シンガポール)搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社: シンガポール航空(SQ)
- 便名: SQ119
- 出発: クアラルンプール(KUL) 20:30
- 到着: シンガポール(SIN) 21:30
- 所要時間: 1時間
- 区間基本マイル: 184マイル
- 機材: A350-900(エアバス)
- 搭乗クラス: プレミアムエコノミー
- 搭乗時期: 2017年春
チェックイン
今回の旅程はシンガポールまででしたが、なぜか日本ではクアラルンプール―シンガポール間のチケットが発券できなかったので、まずカウンターでチェックインします。荷物は預けたままでしたので、チケットをもらうだけです。羽田―クアラルンプール間の搭乗記はこちら
worldwideharikov.hatenablog.com
シルバークリスラウンジ
クアラルンプール国際空港にはシンガポール航空のラウンジ「シルバークリスラウンジ」があります。場所はサテライトターミナルの2階、C11-C17ゲート方向(地図の左下部分)です。向かい側にはタイ国際航空の「ロイヤルシルクラウンジ」があります。スターアライアンスゴールド会員資格(ANAだと、プラチナ、ダイヤモンド、スーパーフライヤーズ)を持っていると、こちらも利用可能ですが、今回はおとなしくシルバークリスラウンジに行きます。
ラウンジからは空港内が良く見えます。シルバークリスラウンジの営業時間は5時30分から21時30分なので、スターアライアンスゴールド会員であれば、ANAの羽田便(NH886便)や成田便(NH816便)に搭乗する際に利用することも可能です。ただ、2019年現在のANA便の指定ラウンジはクアラルンプールが本拠地であるマレーシア航空のラウンジですので、マレーシア航空のラウンジを利用するほうがサービス面では良いと思われます。
クアラルンプール―シンガポール間の所要時間は1時間程度ですので、エコノミークラスだと機内食は出てきません。シンガポール到着は夜21時30分ですので、ラウンジで夕食にしておきます。今回の弾丸旅行ではラウンジを活用することで食費をかなり抑えられました。今回は短距離フライトなので大して問題ないですが、シルバークリスラウンジにはシャワールームがありません。長距離フライト前に利用する場合は注意が必要です。
今回の旅程はANAホームページで羽田―クアラルンプール―シンガポールの経路で予約しています。ANAホームページで予約する場合、クアラルンプール―シンガポール間はマリンドエアやマレーシア航空、シルクエア―運航便も選択肢として出てきますが、これらを選ぶとラウンジは使えませんし、ANAマイルもたまりません。予約する際に確認しておきましょう。
座席の前で初めてアップグレードに気付く
今回の搭乗機はエアバス社のA350-900型機。2017年当時の最新機材です。シンガポール航空は67機のA350-900型機を導入しています。このうち、7機は超長距離用のA350-900ULRです。A350-900ULRはシンガポール航空が運航する世界最長路線(シンガポール―ニューヨーク/ニューアーク)用に燃料タンクの増設や翼の改良を施しています。世界最長路線は2019年の春に実際に搭乗しました。搭乗記はこちら。
*SQ22(シンガポール→ニューアーク)
worldwideharikov.hatenablog.com
*SQ21(ニューアーク→シンガポール)
worldwideharikov.hatenablog.com
今回の機材はビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの3クラスがある長距離用でした。
座席は33A。エコノミークラスですが、
座席についてみると、プレミアムエコノミーのシートでした。どうやらプレミアムエコノミーとしては販売しておらず、エコノミークラスとして開放しているようです。座席指定したときはエコノミークラス席しか選べなかったので、アップグレードしてくれていたようです。危うく通りすぎるところでした。これもスターアライアンスゴールドの恩恵なのでしょうか?
ちなみに、ANAでも近距離国際線でプレミアムエコノミーの座席をエコノミーとして開放している場合があります。この場合は24時間前のオンラインチェックイン時に指定できます(平会員でも指定できるのかどうかは確認していません)。
足元はこんな感じ。座席の前後間隔(シートピッチ)は96.5センチで、ANAのプレミアムエコノミーのシートピッチ(約97センチ)とほぼ同じです。エコノミーよりも余裕はありますが、通路に面していない席から通路に出る際は若干苦労します。シートの幅は最大49.5センチです。座席配置はエコノミークラスが3-3-3であるのに対してプレミアムエコノミークラスは2-4-2ですので、比較すると1席分横幅に余裕があります。
モニターは13.3インチのタッチパネルです。コントローラーにもモニターが付いています。モニター横にUSBポートがあります。USBポートは座席の横にもあります。
プレミアムエコノミーの最前列(バルクヘッド席)のモニターは壁に付いているタイプです。座席はひじ掛けから出すタイプです。
シンガポールへ
滑走路へ向かいます。プレミアムエコノミーはちょうど翼の上になります。A350型機の特徴的なウイングレット(翼の端の折れ曲がってる部分)が見えます。
機内食?としてこれが渡されました。パイナップルジュースです。カップ入りの飲み物を単独で渡されたのは初めてでした。確かにこれだと短時間のフライトでも簡単に提供できます。
あっという間にシンガポールに到着です。シンガポール到着後は市内まで電車で移動し、ホテルで1泊しました。
まとめ(感想)
2017年春に1泊4日でクアラルンプールとシンガポールを弾丸旅行しました。このときにクアラルンプールからシンガポールまで、シンガポール航空のSQ119便を利用しました。エコノミークラスでの予約でしたが、プレミアムエコノミーの座席に変更されていました。スターアライアンスゴールドの恩恵なのかは不明ですが、ラッキーでした。機内食はないのでラウンジで食べておくと良いでしょう。ラウンジが使えると旅行の際の食費が節約できます。ANAの上級会員資格でラウンジを使うためにはスターアライアンス運航便に搭乗する必要があるので、その点は予約の際に注意が必要です。以上、SQ119便の搭乗記でした。