2019年末に土日で完結する弾丸旅行をやってみました。土曜深夜の羽田便でクアラルンプールへ飛び、土曜日現地宿泊、日曜日の午後現地発便で戻ってきます。普通にチケットを買うと最低滞在日数を満たさないので高額になりますが、海外発券を利用することで安い値段のチケットを利用できます。マイル修行や土日以外に休めないけど海外に行きたい人向けの旅程です。この記事は旅行の行きに利用したANAのNH885便の搭乗記です。エコノミー最前列窓側のバルクヘッド席を利用しました。
海外発券を利用した土日完結型弾丸旅行
ANAやJALなどのフルサービスキャリアのホームページで売られているほとんどの安い国際線航空券は、最低滞在日数が設定されています。土曜日に出発して日曜日に帰国する日程だと最低滞在日数を満たさないので、安い航空券が利用できません。これを回避するために今回の旅程は海外発券を利用しています。海外発券とは、海外発日本行の往復航空券を発券することです。今回はクアラルンプール発日本行のチケットを利用します。海外発券したチケットと日本発で買ったチケットを合わせて、
HND→KUL(日本発券往路)
KUL→HND(海外発券往路)
と
HND→KUL(海外発券復路)
KUL→HND(日本発券復路)
に分けて利用することで土日で完結する旅程にしています。この旅程の2往復目はシンガポール経由にして、シンガポールで観光しました。海外発券やこの旅程についてはこちらの記事で解説しています。
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普通の人は、せっかく行くならゆっくりしたい、という考えだと思うので、マイル修行したい人や弾丸旅行が好きな人、平日に休みが取れない人向けの旅程です。
NH885便(羽田→クアラルンプール)搭乗記
搭乗便基本情報
- 便名: NH885
- 出発: 羽田(HND) 0:05
- 到着: クアラルンプール(KUL) 6:45
- 所要時間: 7時間40分
- 区間基本マイル: 3338マイル
- 機材: B787-9(ボーイング)
- 搭乗クラス: エコノミー
- 搭乗時期: 2019年末
ラウンジで準備
金曜日、仕事後帰宅してすぐに羽田へ向かいます。防寒着は預け荷物に入れてしまいます。これで身軽になります。荷物をなるべく軽くしたいのであれば、防寒着は羽田空港のコインロッカーに預けてしまうという手もありです。24時間300円(小)、500円(大)で利用できます。
今回はエコノミークラスでの搭乗ですが、ANAの上級会員資格(SFC)を所持しているのでANAラウンジを利用できます。羽田空港国際線(第3ターミナル)には2ヶ所(110番ゲート付近、114番ゲート付近)にラウンジがあります。今回の便は108番ゲートからの出発でしたので、110番ゲート付近のラウンジが近いのですが、混雑していることが多いので、114番ゲート付近のラウンジを使いました。
114番ゲート付近のラウンジは、110番ゲート付近と比べると半分くらいの大きさですが、22時半くらいまでは人が少なくて快適です。
21時ごろにラウンジに入りましたが、そのままシャワー室を利用できました。羽田空港国際線のラウンジのシャワー室は、なぜかシャンプーやボディーソープがシャワーのそばに置いていなくて不便です。
シャワーを浴びたらご飯にします。毎度おなじみのカレーです。このときはアラカルトにハンバーグが出ていたのですが、これがとてもおいしかったです。シンプルな味付けではありますが、適度な大きさで何個でも食べれそうでした。NH885便の機内食は到着前で、出発後はお菓子と水が配られるだけなので、ラウンジでがっつり食べても大丈夫です。
4度目のNH885便
NH885便の搭乗はこれで4回目。羽田深夜発なので、金曜日に仕事を終えた後に空港に向かって間に合うのがありがたい。昔の搭乗記はこちら。機材や搭乗クラスが違っています。
エコノミークラス(B787-8)
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ビジネスクラス(B787-9)
worldwideharikov.hatenablog.com
クアラルンプールだけでなくシンガポールに乗り継ぐのにも利用できます。記事にしていない1回では乗り継ぎでシンガポールへ向かったのですが、荷物が出てこないというトラブルに会いました。
worldwideharikov.hatenablog.com
機材と座席
機材はB787-9(246席仕様)、2種類あるB787-9のうち、エコノミークラスが多い中距離仕様です。
座席はエコノミークラス最前列のバルクヘッド席を利用しました。写真はA席側(進行方向左側)ですが、実際に利用したのK席(進行方向右側)です。
これも毎度おなじみ足元の確認。ANAのバルクヘッド席はどの機材でもそれなりに足元のスペースが確保されているようです。
座席から中央側を見た写真。窓側ですが隣の人が寝ていても壁伝いに通路に出ることができるのでお気に入りの座席です。
シートモニターはひじ掛け下から出すタイプ。リモコンもひじ掛けに埋まっています。時々足がリモコンに当たって誤作動してしまう難点があります。イヤホンはひじ掛けの一番上に刺す場所があります。
机はひじ掛け上部から出します、折り畳み式でドリンクホルダーがあります。
スナックの配布を忘れられる
以前乗ったときは安全ビデオの字幕はタミル文字でしたが、アルファベットになっていました。音声は日本語と英語です。
定刻で離陸します。窓側なので夜景が楽しめます。写真に撮るのは難しいですが、巡行高度に達した後かつ消灯後だと、満天の星空が楽しめます。町明かりの影響も空気の影響もほとんど受けないのでとてもきれいに見えます。
離陸後しばらくして飲み物が配られます。
普通はこのタイミングで写真のような水とお菓子の入った袋がもらえるはずなのですが、なぜかもらえず。。。降りるときに周囲の席を確認するとみんなもらっていたので、謎です。CAさんが新人さんのようでしたので、配る時にうっかり飛ばしてしまったのではないかと推測。まあたまにはそんなこともあります。
離陸から1時間程度、飲み物のサービスが終わると完全消灯。到着後に備えて寝ます。マップがきれいだと思ったら、導入して2年ちょっとの新機材でした。
日の出とともに到着
離陸から4時間半ほどで再度電気がつき、朝食が来ます。和食の紅鮭の彩ご飯、個人的にお気に入り機内食です。自分の搭乗レビューを見返していると、これを選んでいる確立がかなり高いです。
エコノミークラスの前方部分を後ろから撮影。搭乗率はかなり高く、空席は数か所だけでした。この路線は毎回かなり高い搭乗率を維持しています。
クアラルンプールに到着して機外に出ると、ちょうど日が出てきたところでした。これまでは天気が悪かったりダイヤの都合で早着したりしていたので、NH885で到着して日が明るくなっていたのは初めてでした。
まとめ
羽田からクアラルンプールまで、NH885便のエコノミークラスを利用しました。今回は海外発券を利用した土日完結弾丸クアラルンプール旅行の往路になります。このNH885便はよく弾丸旅行に使う便で、今回で4回目の搭乗でした。羽田を深夜に出て早朝に現地に到着するので、現地で観光に時間が取れますし、飛行時間も長く機内で寝る時間も取れるので重宝しています。クアラルンプールだけでなく、シンガポールに乗り継ぐ場合にも利用できるので、シンガポール線で安い運賃がない場合に代案として使うのもありだと思います。以上、NH885便の搭乗記でした。