2017年春に1泊4日でクアラルンプールとシンガポールをめぐる弾丸旅行をしました。まず羽田を深夜便で出発し、クアラルンプールに朝に到着、同日夜にクアラルンプールを出発しシンガポールへ。シンガポールで1泊したのち、深夜便で成田へ帰国します。この記事はこの弾丸旅行の最後のフライト(シンガポール→成田)の搭乗記です。シンガポールを深夜に出発するANAのNH804便のエコノミークラスを利用しました。所要時間は7時間程度です。機内食は朝食のみですが、離陸前か離陸直後にお菓子と水の入った袋がもらえます。座席は非常口席を指定しました。非常口席は前方に何もないため、自由に席を立てるのですが、足を置くところが無くて落ち着きませんでした。このフライト以降非常口席は使っていません。
フライト前はシンガポール航空のクリスフライヤーゴールドラウンジを利用しました。このラウンジは、スターアライアンスゴールド資格所持者がエコノミークラスで搭乗する場合に利用できます。エコノミークラス搭乗者が対象であるにもかかわらず、飲み物や食事が充実しています。トイレとシャワーがない点が残念です。せめてトイレだけでもラウンジ内にほしいですね。
NH804便(シンガポール→成田)搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社:ANA(NH)
- 便名: NH804
- 出発: シンガポール(SIN) 0:35
- 到着: 成田(NRT) 8:25
- 所要時間: 6時間50分
- 区間基本マイル: 3312マイル
- 機材: B787-8(ボーイング)
- 搭乗クラス: エコノミー
- 搭乗時期: 2017年春
チェックインを済ませてラウンジへ
ANA便はシンガポールチャンギ空港のターミナル2から出発します。ターミナル2の行先表示器は反転フラップ式案内表示機(パタパタ変わるやつ)が使われています。見ていて飽きないです。
チャンギ空港では朝6時から23時59分までアーリーチェックインが可能です。24時間以内に出発する便の予約を持っている場合、アーリーチェックインが可能な時間であればいつでも搭乗券を受け取ることが可能ですし、荷物を預けることも可能です。空港近くにホテルを取っておき、先にチェックインしてから市内で観光という使い方も可能です。
出国後、ラウンジへ向かいます。ANA便利用の場合、利用クラスやANAのステータスによって利用できるラウンジが異なります。まとめると以下の通りです。
- ビジネスクラス利用:シルバークリスビジネスラウンジ
- プレミアムエコノミークラス利用:SATSプレミアムクラブラウンジ
- ダイヤモンドメンバー:シルバークリスファーストラウンジ
- プラチナメンバー:クリスフライヤーゴールドラウンジ
- スーパーフライヤーズメンバー:クリスフライヤーゴールドラウンジ
複数の条件を満たしている場合はどのラウンジでも入室できます。例えば、ANAプラチナメンバーがビジネスクラスを利用する場合、シルバークリスラウンジとクリスフライヤーゴールドラウンジのどちらを利用しても大丈夫です。今回はプラチナメンバーでエコノミークラスの利用ですので、クリスフライヤーゴールドラウンジへ行きます。
ANA便が発着するターミナル2では、どのラウンジも同じような場所にあります。営業時間はシルバークリスファーストラウンジ(4時~22時)以外は24時間営業です。
クリスフライヤーゴールドラウンジはスターアライアンスゴールド会員資格保持者がエコノミークラスを利用する場合に使えるラウンジです。エコノミークラス利用者のためだけであるにもかかわらず、内部はかなり充実しています。
食事やドリンク、お酒、おつまみも一通りそろっています。
食べ物はサラダやサンドイッチ、ホットミールもあります。
こんな感じで夕食としました。このときには写真に写していませんでしたが、点心コーナーもありました(飲み物の冷蔵庫の右後ろ側)。
別の機会にターミナル3のクリスフライヤーゴールドラウンジで取った写真です。点心コーナーでは焼売や餃子、カスタード饅頭?のようなものがありました。
クリスフライヤーゴールドラウンジの欠点はトイレとシャワーがないことです。トイレに行く場合は一度ラウンジを出る必要があります。トイレだけでもラウンジ内に作ってくれると良いのですが。
非常口座席
今回の機材はボーイングのB787-8。エコノミー、プレミアムエコノミー、ビジネスの3クラスがある169席仕様機でした。
座席は20A。左側窓際の非常口座席を選びました。非常口座席は足元が広くて好まれる座席ではありますが、個人的には足元に何もなくて落ち着きませんでした。何か足を置ける場所があるほうがうれしいので、個人的にはバルクヘッド席のほうが好きです。シートモニターはひじ掛け下から、テーブルはひじ掛け内から出すタイプです。
成田までの所要時間は約7時間。東京―クアラルンプールとほとんど同じです。深夜便ですので、離陸後はすぐに寝ることになります。出発時にお菓子と水の入った袋がもらえます。機内食は到着2時間前に出てくる朝食だけです。相変わらず和食を選んでいます。
成田に到着しました。これで1泊4日の弾丸旅行も終了です。今回の弾丸旅行の他のフライトの搭乗記はこちら
羽田→クアラルンプール
worldwideharikov.hatenablog.com
クアラルンプール→シンガポール
worldwideharikov.hatenablog.com
この旅程、なかなかハードではありますが、関東在住であれば普通の土日を使って、仕事後の金曜夜に出発し、月曜朝到着後仕事へ、というのも不可能ではないです。成田に8時半着なので、仕事があると午前休みが必要になりますが。一方で、シンガポールを夜出発する羽田行のNH844便を利用すると、羽田に朝6時台に到着するので、そのまま朝から仕事でも間に合いそうです。ANAを利用する場合、シンガポールは本数が多く時差もほとんどないので弾丸旅行に向いています。シンガポール単独だとシンガポール航空も東京―シンガポール間を6往復運航していますので、これも含めると選択肢はさらに増えます。
まとめ(感想)
2017年春に1泊4日でクアラルンプールとシンガポールを弾丸旅行しました。この帰国時にANAのNH804便をエコノミークラスで利用しました。シンガポールチャンギ国際空港ではクリスフライヤーゴールドラウンジを利用しました。エコノミークラス利用者用であるにもかかわらず、食事や飲み物は充実していました。トイレとシャワーがないのが残念です。座席は非常口席を指定しました。足元が広いのは確かですが、足を置く場所がないので落ち着きませんでした。個人的にはバルクヘッド席のほうが好きです。
シンガポールは弾丸旅行を組みやすい旅行先です。スターアライアンス系であれば便の選択肢がとても多いので、日程調整がやりやすいです。シンガポール自体も小さな国ですので現地の移動による時間ロスも小さくてすみます。時差も1時間しかないので時差ボケの心配も少ないです。24時間営業のラウンジやアーリーチェックインをうまく利用すると、費用も節約できます。体力があれば土日で弾丸旅行というのも悪くないです。以上、NH804便の搭乗記でした。