シンガポールチャンギ国際空港第3ターミナルのクリスフライヤーゴールドラウンジはコロナ禍中に改装工事を行っていましたが、2022年春に工事が終わりました。このラウンジはエコノミークラスに搭乗する上級会員向けのラウンジですが、とてもエコノミークラスに搭乗する人向けとは思えないほど充実しています。改装前でも十分なクオリティのラウンジでしたが、改装によって下手なビジネスクラス向けラウンジよりも良くなっています。今回は改装後のラウンジの様子をまとめてみました。
チャンギ国際空港クリスフライヤーゴールドラウンジ紹介
2022年春にシンガポール経由でヨーロッパまで行った際に利用しました。搭乗記はこちら。
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場所と利用条件
場所は第3ターミナル3階にあります。出国審査を抜けたフロアの一つ上の階です。A1搭乗口の近くになります。スターアライアンスゴールド会員がスターアライアンス運航便を利用する場合に利用可能です。つまり、エコノミークラスに搭乗する上級会員向けのラウンジになります。24時間営業です。
ビジネスクラスやファーストクラスを利用する場合はシルバークリスラウンジを利用できます。ANA便の場合、2022年9月現在の指定ラウンジはSATAプレミアムラウンジになっていますが、ダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズ会員であればクリスフライヤーゴールドラウンジを利用できます。なお、ANA便の利用ターミナルは、従来は第2ターミナルでしたが、2022年現在は改装のため第1ターミナルになっています。第2ターミナルの改装が終わると利用ラウンジも変更になるかもしれません。
内装
中はこんな感じ。天井が高く開放感があります。座席もいろいろ用意されていました。
ソファー席。
椅子。
カウンターのような席もあります。
奥のほうには食堂のような雰囲気の座席もあります。
数は少ないですが、端っこのほうには仕事向けな席もあります。
大体の席にUSBコンセントかユニバーサルタイプのコンセントが設置されています。
シャワールーム
これまでのクリスフライヤーゴールドラウンジにはシャワールームがありませんでしたが、今回の改装で追加されました。特に受付などはなく、開いていたら使ってよいようでした。私は一応使う前に係の人に声はかけました。全部で3,4室程度しかなかったため、混雑する時間帯になるとなかなか使えない可能性もあるので注意が必要です。実際に朝の時間帯に来たときは数人待っていました。
シャワールームはこんな感じ。
バスタオルや足ふきタオルが用意されています。
洗面台、ドライヤー、鏡もあります。
シャンプーやボディウォッシュもついています。
食べ物と飲み物
食べ物コーナーもかなり充実しています。点心類やご飯、焼きそばなどがありました。
ラクサやおかゆも置いておりました。薬味は自分で入れるタイプです。シルバークリスラウンジにあるような、麺類などを注文すると作ってくれる、といったサービスはありません。でもこれで十分です。
こんな感じ。ラクサがとても美味でした。
こちらはおかゆ。シンガポール航空運航便は深夜発でも出発直後に機内食が出てくることが多いので、食べ過ぎには要注意です。
朝食時間帯にはパンもありました。
暖かい食べ物類のコーナーの隣にはサンドイッチやサラダなどの冷たい食べ物類があります。
飲み物も充実しています。
TWGの紅茶もあります。
紅茶の隣にはスナックとコーヒーマシン
アルコールもあります。これは初めて見ましたが、ワインを自動で入れてくれる機械です。写真には写っていませんが、蒸留酒類もいろいろありました。
まとめ
2022年に改装されて再オープンしたクリスフライヤーゴールドラウンジ(第3ターミナル)についてまとめてみました。エコノミークラス搭乗者用のラウンジであるにもかかわらず、ビジネスクラス向けのラウンジにも劣らないサービスが提供されています。特に改装でシャワーが付いたことがとても大きいです。チャンギ空港はいろいろな設備が整ってはいるものの、シャワールームは使える場所が非常に限られていましたので、長距離便の前後などにはとても助かります。日本に帰国する深夜便の利用前にも使えるので、今後も活用できそうです。現在改装中の第2ターミナルのクリスフライヤーゴールドラウンジも同様にシャワーやトイレがラウンジ内に併設されると最高なのですが、どうなるでしょうか。参考に改装前の第2ターミナルのラウンジに訪問したときのレビューがこちらの記事に少しあります。
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以上、シンガポールチャンギ国際空港クリスフライヤーゴールドラウンジのレビューでした。