ダイヤモンド会員特典を生かしてビジネスクラスでバンコクへ NH805(成田→バンコク)搭乗記

 2022年夏にANAのNH805便(成田→バンコク)をビジネスクラスで利用しました。このフライトはアップグレード不可運賃のエコノミーで予約していましたが、ダイヤモンド会員の特典を利用することでビジネスクラスへのアップグレードに成功しました。機材はB787-10型機、ビジネスクラスはフルフラットになるANAスタッガードが採用されています。所要時間は6時間45分で、夕方成田発、深夜にバンコク到着のスケジュールなので、特に寝る必要もなく、ビジネスクラスの食事や飲み物、シートを満喫できます。唯一の難点はラウンジと機内食で食べ過ぎになることです。

NH805便(成田→バンコク)搭乗記

搭乗便基本情報

  • 運航会社: ANA(NH)
  • 便名: NH805
  • 出発: 成田(NRT) 18:35
  • 到着: バンコク(BKK) 23:20
  • 所要時間: 6時間45分
  • 区間基本マイル: 2869マイル
  • 機材: B787-10(ボーイング)
  • 搭乗クラス: ビジネス
  • 搭乗時期: 2022年夏

ダイヤモンドメンバー限定アップグレード特典

ANAホームページ、プレミアムメンバーサービス(https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/premium/service/delight/)より

 今回はアップグレード対象外運賃のエコノミークラスを購入していました。通常であればビジネスクラスへのアップグレードは不可ですが、ANAダイヤモンドメンバーに限っては条件付きでアップグレードが可能です。その条件は、

  • ANAグループ運航便をANA便名で予約している
  • 特典航空券ではない
  • ダイヤモンドメンバー会員本人
  • 搭乗前日までにダイヤモンドサービスメンバー専用デスクに電話で申し込んでいること
  • 当日空席があり、アップグレードの要件が整っていること

です。すべての条件を満たした場合、通常の2倍のアップグレードポイントを消費することで対象外運賃でもアップグレードが可能になります。

ANAホームページ、プレミアムメンバーサービス(https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/premium/service/delight/)より

今回の場合、バンコクまでエコノミークラスからビジネスクラスへのアップグレードに通常必要なポイントは8ポイントですので、2倍の16ポイントを消費することでビジネスクラスにアップグレードできました。アップグレードポイントによる国際線アップグレードの対象予約クラスは値段が高めなため、ブロンズやプラチナ会員だとスカイコインに変換するか国内線のアップグレードに使うくらいしか使い道がないですが、ダイヤモンド会員に限ってはこの特典があるため非常に価値があります。成功率もそれなりに高く、これまで4回利用していますが、すべてアップグレードに成功しています。当日にならないとアップグレードの可否がわからないことが難点ですが、スカイコインに変換するのと比べると価値が高い使い方なので、余裕があるならとりあえずアップグレードの予約を入れておくことをお勧めします。アップグレードポイントについてはこちらでまとめています。

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スイートラウンジでくつろぐ

 今回のフライトは通常であれば成田空港のスイートチェックインを利用できるのですが、当時はまだ閉鎖されており、残念ながら使えませんでした。

スイートラウンジは利用可能でした。寿司を含む軽食やハーゲンダッツのアイスが食べ放題、シャンパンも飲み放題です。もはやここに来るついでに旅行に行くことになりそうなほど居心地が良いです。これからビジネスクラスでがっつり夕食が出るのですが、それでも食べてしまいます。ラウンジのレビューはこちら

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最新型機材のビジネスクラス

B787-10

 今回の搭乗機はこちら。ボーイング社製B787-10型機です。B787の長胴型で、2019年3月に導入したばかりの機材です。

ANAホームページ、機種・シートマップ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/guide/prepare/seatmap/international/b787_10/)より

ビジネスクラス38席、プレミアムエコノミー21席、エコノミークラス235席の294席仕様で、主に東南アジアなどの中距離路線に投入されています。

座席

ビジネスクラスはフルフラットになるANAスタッガードが採用されています。B787-10型機は他機材とはシートの色などが若干異なっていますが、基本的な仕様は同じです。

座席には毛布と下敷き、枕、スリッパ、ヘッドフォンが置かれています。中距離路線なので、アメニティキットの提供はありません。

モニターはこんな感じ。18インチタッチパネル式。モニターの仕様は従来と同じですが、中のプログラムは最新版になっているようです。

座席横。リモコンにユニバーサルタイプの電源、USBポートもあります。他機材と比較するとすっきりしていますが、B777のように小物入れがない点が少し不便。

座席関係のボタン各種。テーブルはここから引き出します。

ビジネスクラスの夕食を楽しむ

出発前にウェルカムドリンクが来ます。

出発します。この時はホヌが2機そろって暇していました。

安全ビデオはタイ語字幕付き

出発から1時間ほど。メニューが配られます。

食事スタート。東南アジア行きのANA便は、羽田発だと午前便か深夜便になることが多く、夕食を楽しめるのは成田発だけだったりします。洋食を選びました。まずはアミューズから。

続いてアペタイザー。鴨のスモークとエビのサラダ。パンと一緒に来るオリーブオイルや塩コショウの使い方がよくわかっていない。

メインディッシュ。ANAオリジナルハンバーグ。洋食のメインディッシュは2択で、もう一つはタイカレーでした。美味。

最後にデザート。ラウンジで食べていた分もあってお腹いっぱい。

満腹なのにラーメンを注文してしまう

出発から3時間ほど。食事が終わり、電気が暗くなります。寝てもよいのですが、日本時間でも21時くらい、現地時間ではまだ19時なので、このまま起きておきます。

お手洗いへ。歯ブラシやマウスウォッシュがあります。

映画を見たりしつつのんびり過ごし、出発から5時間ほど経過、もうすぐバンコクというところ。

ラーメンなどいかがですか、なんて聞かれてしまう。ラウンジ、機内食と食べてお腹いっぱいでしたが、いただいてしまいました。ビジネスクラス限定一風堂ラーメンコクきわまる味噌「大地」。うまい。けど腹いっぱい。ビジネスクラスは最初の機内食以降軽食を注文可能です。ラーメン以外にもカレーや野菜スープ、アイスクリームやサンドイッチなどが注文できます。

到着後は以外とスムーズ

街の灯りが近づいてきました。まもなく到着。

バンコクの入国審査はそれなりに時間がかかるものだと覚悟していましたが、コロナの影響なのか、待ち時間ゼロで通過できてしまいました。飛行機を降りてからここまでの所要時間なんと15分。

荷物を受け取り、市内へ。電車は終電後なので、東南アジアで有名な配車アプリ、grabを利用しました。ホテルまで300バーツほどでした。

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まとめ(感想)

 成田からバンコクまでANAのビジネスクラスを利用しました。ダイヤモンド会員特権のアップグレードの威力はすさまじく、普段はあまり有効活用できないアップグレードポイントですが、ダイヤモンド会員に限っては非常に価値があります。成田発のバンコク路線は夕方出発なのでビジネスクラスの夕食を楽しめますし、寝る必要もない時間ですので食後は快適なシートでのんびり過ごすことができます。到着が深夜なのでホテルへの移動手段が限られてしまうのが難点です。以上、NH805便ビジネスクラス搭乗記でした。

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