プレエコ予約キャンペーンで無償アップグレード。NH8(成田→サンフランシスコ)プレミアムエコノミー搭乗記

 2019年末にANAのNH8便を利用して成田からサンフランシスコまで行きました。サンフランシスコまでの所要時間は9時間15分。成田を夕方出発してサンフランシスコに現地時間の朝(日本時間の深夜2時ごろ)到着するスケジュールです。時差ボケがきつい路線です。予約はエコノミークラスでしたが、当時行われていたプレミアムエコノミーアップグレード予約キャンペーンを利用して無料でアップグレードされました。座席は中央最前列通路側を指定しました。プレミアムエコノミークラスの最前列、バルクヘッド席です。エコノミークラスのバルクヘッド席とは異なり、モニターが壁にくっついています。プレミアムエコノミーはエコノミークラスよりも若干サービスが良いですが、この路線でそのサービスを堪能するのは難しいかもしれません。

プレミアムエコノミーアップグレード予約キャンペーン

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ANAホームページ、アップグレード予約キャンペーン(https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/cpn/py_upgrade1810/)より

 2019年10月1日~2020年3月31日に搭乗する便について、ANA上級会員のうち、ダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズメンバー限定で、ANA便エコノミークラス予約時に空席があれば無償でプレミアムエコノミーにアップグレードされるキャンペーンが行われていました。このキャンペーンは2019年度まであったプレミアムエコノミークラスへの無償アップグレード特典の廃止と同時に発表されていたものです。今回の席はこのキャンペーンの申し込み開始と同時にキャンペーンに申請して確保できました。

 当時は、これから長距離路線でプレミアムエコノミーに乗れる機会はなくなりそうだなと思っていましたが、まさか国際線エコノミークラスにすら乗れなくなるとは思ってもみませんでした。

NH8便(成田→サンフランシスコ)プレミアムエコノミー搭乗記

搭乗便基本情報

  • 運航会社: ANA(NH)
  • 便名: NH8
  • 出発: 成田(NRT) 17:00
  • 到着: サンフランシスコ(SFO) 9:15
  • 所要時間: 9時間15分
  • 区間基本マイル: 5130マイル
  • 機材: B777-300ER(ボーイング)
  • 搭乗クラス: プレミアムエコノミー
  • 搭乗時期: 2019年末

一番遠い?搭乗口

今回の機材

 今回の機材はB777-300ER型機、ファーストクラスも設定されているANAの主力機材です。主に北米線で利用されています。

ANAホームページ、機種・シートマップ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/inflight/seatmap/detail/b777_300er_1.html)より

 B777-300ERには4種類の座席レイアウトがありますが、今回は一番席数の多い264席仕様でした。エコノミークラスは3-4-3、プレミアムエコノミーは2-4-2の座席配列になります。

搭乗口

 成田空港58B搭乗口からの出発でした。この58B搭乗口は第一ターミナル第5サテライトの端にあり、おそらく一番遠い搭乗口の一つでないかと思います。

プレミアムエコノミーのバルクヘッド席

座席

 座席はこんな感じ。中央通路側、クラス最前部のバルクヘッド席を指定しました。

窓側座席

 窓側席はこんな感じ。エコノミークラスが3-4-3配列なところを2-4-2配列なので、2席分広くなっています。座席の横幅はほんの少し広いだけでも降りた後の疲れ方に違いが出ます。

足元

 足元はこんな感じ。バルクヘッド席なこともあり、80 cmくらいはあります。中央席でも余裕で通路側に出られます。

モニター

 エコノミークラスのバルクヘッド席とは異なり、シートモニターは壁に固定されています。前後間隔が広い分、モニターが遠いです。

リモコンと電源

 リモコンや電源は座席肘掛の下にあります。リモコンの隣にヘッドフォンのプラグの差し込み口があります。

プレミアムエコノミーのサービス

スリッパ

 プレミアムエコノミーではスリッパが付いてきます。地味にうれしい特典です。欧米のホテルはスリッパがないことが多いので、持って帰って滞在中に使うのもありです。

ヘッドフォン

ヘッドフォンもエコノミークラスよりはいいものを使っています。

アメニティ

また、搭乗時にアメニティの配布があります。マスクとアイマスクをもらっていますが、他にも歯ブラシや耳栓ももらえます。

機内食はエコノミーと同じ

飲み物とおつまみ

 離陸後しばらくすると飲み物とおつまみが配られます。この時点での飲み物はエコノミークラスと同じです。

機内食

飲み物が来てから30分くらいで機内食が来ました。こちらもエコノミークラスと同じものです。ANAオリジナルとんかつ丼です。

アイス

食後にアイスがあります。

お茶

アイスの後に暖かいお茶をもらいました。この小さなテーブル?を使う場合、ひっくり返さないように注意が必要です。

プレミアムエコノミー専用メニューは1回目の食事のあとから

ビジネスクラスのデザート

 1回目の食事が終わってから1時間くらい後に、プレミアムエコノミーの特典としてビジネスクラスで提供されているデザートがもらえます。1回目の食事の後からはプレミアムエコノミー専用のメニューのオーダーも可能になります。日本酒や梅酒、シャンパンなど、ビジネスクラスで提供しているメニューをオーダーできます。また、スープのような軽食も頼めます。ただ、この路線、所要時間があまり長くない上に時差の都合でとにかく寝ておいたほうが良いので、プレミアムエコノミー専用メニューを楽しめる余裕は少ないかもしれません。

ギャレー

 長距離線ではエコノミークラスのギャレー部分に簡単なお菓子や飲み物が置かれています。プレミアムエコノミーでも利用可能です。

機内

 出発から6時間ほど経過すると、再度機内の電気がつき、朝ご飯になります。日本時間では23時頃になるので、時差ボケがきついです。

朝食

朝ご飯。日本時間的には夜食。

間もなく到着

 朝食が終わると、まもなくサンフランシスコに到着です。日本時間では25時過ぎですが、サンフランシスコは朝です。西海岸路線は本当に時差ボケがつらい。

サンフランシスコ到着

 サンフランシスコに到着しました。NH8便の到着時間帯はアジアからの到着便が集中する時間のため、入国審査で時間がかかります。この時は結局2時間くらいかかりました。

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まとめ(感想)

 NH8便(成田→サンフランシスコ)のプレミアムエコノミークラスに搭乗しました。エコノミーとの違いは多くはないですが、やはり楽です。上級会員向け無償アップグレード特典は何度か使っていたので、無くなってしまうのが残念です。もっとも、2020年現在は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、アップグレード特典どころではなくなってしまいましたが。今回はバルクヘッド席だったこともあり、足元はとても広々していました。一方で、画面が壁に固定されているので、少し画面が使いにくい点が残念でした。以上、NH8便プレミアムエコノミークラス搭乗記でした。

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