新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性者数が再度増えている中、今のところ7月22日から政府のGo to トラベルキャンペーンが始まる予定です。旅行業界の窮状を考えるとこのキャンペーンを利用して旅行に出かけたいところですが、新型コロナウイルス感染症を拡散してしまわないかがやはり不安です。そこで、現在出ている新型コロナウイルス感染者数の情報を整理して、旅行に行っても大丈夫か、どのような対策をすべきか、を考えてみました。
いくらGo to キャンペーンの必要性があるかといって、緊急事態宣言が出されていた時のように、新型コロナウイルス感染症で死者や重症者が毎日たくさんに出ている状況で経済を回すのは危険です。Go to キャンペーンの実施条件として、感染がおさまってきた後というものがあります。現状は陽性者数が増えてきており、一見すると感染がおさまっているようには見えません。しかし、重症者数や死者数で見ると、緊急事態宣言を出した時と比較して感染症がおさまっているように解釈することもできます。今公開されているデータから新型コロナウイルス感染症の状況を考察してみたいと思います。
結論から言うと、大丈夫だと思いますし、旅行業界の支援のためにも行ったほうが良いと思います。Go to トラベルキャンペーンについては、仮に、陽性者数が落ち着いた時期にやったとしても、人どおしの接触が増えれば感染者数が増えるのは明らかですので、今やるのと大した違いはないのではないかと思います。むしろ、重症者数や死者数が少ない今のほうが、重症者数が増えても対応ができるという意味で良いのかもしれません。政府による医療機関への補助が同時に必要だと思いますが。
なお、Go to トラベルキャンペーンでは、移動費単独の場合は支援対象外です。修行時の宿泊代だけなら対象になります。この点は注意が必要です。
スポンサーリンク
まとめ
現在公開されている新型コロナウイルスの情報をもとに、Go to トラベルキャンペーンで旅行に出ても良いのかどうかを考えてみました。結論から言うと、感染症対策を徹底できるなら、旅行に出ても良いと思います。新型コロナウイルス感染症については、確かに旅行の際に拡散してしまうことが怖いです。ただ、緊急事態宣言時とは異なり、死者数や重症者が少ないことと、ワクチンができるまでは常に拡散のリスクがあることを踏まえると、ウィズコロナの考え方の元、感染症対策を徹底して旅行を含む経済活動を進める以外に方法はないように思います。ワクチンができるまで自粛を続けるなんてのも無理ですし。