新型コロナウイルス感染症の影響で、国際線に乗れない状況が長く続いています。今後もしばらく乗れない状況が続きそうなので、せめて国際線機材で雰囲気だけでも、と思い、国際線機材で運行されていたNH599便(羽田→松山)にgo to トラベルキャンペーンを利用して乗ってみました。アップグレードポイントを利用してプレミアムクラスにすることで、機内食も出てくるので雰囲気がより国際線に近くなります。所要時間が1時間30分しかないので、すぐに到着してしまうのが残念です。
go to トラベルキャンペーンをスカイコインで利用
今回の松山旅行はANA国内ツアー(ダイナミックパッケージ)を利用しています。航空券単独ではgo to トラベルキャンペーンの対象外ですが、ホテルのついた国内ツアーは対象になります。加えて、ANAの国内ツアーはANAスカイコインで全額支払いが可能です。予約できる便や日付が制限されてしまう特典航空券よりも便利ですし、go to トラベルキャンペーンの割引も効きます。加えて、ウェブで予約した国内ツアーは通常のチケットと同様に出発2日前の0時からwebにてアップグレードが可能です(4ポイント)。4アップグレードポイントは4000スカイコインと交換できることを考えると、1万円近くするプレミアムクラスへのアップグレードにアップグレードコインを利用するのはかなりお得です。
NH599便(羽田→松山)プレミアムクラス搭乗記
搭乗便基本情報
- 運航会社: ANA(NH)
- 便名: NH599
- 出発: 羽田(HND) 19:50
- 到着: 松山(MYJ) 21:20
- 所要時間: 1時間30分
- 区間基本マイル: 438マイル
- 機材: A320-200neo(エアバス)
- 搭乗クラス: プレミアムクラス
- 搭乗時期: 2020年秋
国際線機材で運航する国内線
今回の搭乗機、エアバスA320-200neoです。もともとは中国路線やウラジオストク線などの近距離国際線に使われている機材で、通常であれば松山線には入らない機材です。
座席数は146席、内8席がプレミアムクラス(ビジネスクラス)です。国内線機材だとB737-700(プレミアムクラスあり機材)とB737-800の中間の座席数です。
国際線機材かどうかは、予約時にだいたいわかります。ANAの場合、予約画面の便名の下に機材コードが示されていますが、これがANA運航便で32P, 78R, 78M, 763の場合は国際線機材です。コードシェア便の場合は違いますので注意が必要です。また、国際線機材は機内wifiが使えない点も注意が必要です(使えるようになってきているようです)。
国際線ビジネスクラスの座席
座席はこんな感じ。近距離国際線や国内線のプレミアムクラスであれば十分な性能です。
使っている時間があまりないですが、リクライニングも結構できます。
座席のリクライニングはひじ掛け部分のボタンで調整できます。シートモニターが搭載されており、ひじ掛け部分から出して使えます。
モニターを出すとこんな感じ。モニターの大きさは12インチで、国際線仕様のB767型機やB787-8型機(240席仕様)のビジネスクラスのモニターとほぼ同じ、A320-200neo型機のエコノミークラス(10インチ)よりも若干大きいです。
ひじ掛け下にはユニバーサルタイプのコンセントとUSBの二種類の電源があります。
座席前面はこんな感じ。広々としていて隣の人がリクライニングしていなければ通路側へのアクセスは容易です。前の座席の下にはスペースがあり、荷物が入れられます。
隣の席との間には大き目の目隠しがあります。
テーブルはモニターと反対側のひじ掛けにあり、2段階に折りたためます。
国内線ではイヤホンは必要な人だけ搭乗前に取るスタイルになっていますが、プレミアムクラスだとヘッドフォンが用意されています。スリッパも用意されており、こちらは持ち帰ることができます。
久しぶりの機内食
定刻19時50分発、出発前にアルコールシートがもらえました。普通席では「必要な方はお声かけください」とCAさんが聞いて回っていますが、プレミアムクラスでは問答無用でもらえます。
夜の羽田を離陸します。
離陸後すぐに機内食が来ます。半年以上ぶりの機内食です。機内で食べるご飯は最高です。
飲み物メニューは席には用意されておらず、CAさんに聞く必要がありました。アルコール類はビール、赤ワイン、白ワイン、スパークリングワインが選べるようで、久しぶりにスパークリングワインをいただくことにしました。機内で飲むワインは最高です。
ワインを楽しみながらの機内モニター。国際線に乗った気分になります。
普段であれば、これから消灯されて寝るか、映画を見るかというところですが、松山の町が見えてきて着陸態勢に入りました。やはり1時間30分だと短いです。
松山空港に到着しました。松山空港には鉄道がありませんので、市内へはバスで移動します。
まとめ
国際線機材で運行されていたNH599便をプレミアムクラスで利用してみました。飛行時間は短いですが、シートモニター付きで機内食も出てくるフライトで久々の国際線の雰囲気を楽しめました。国際線機材は通常であれば関西空港や成田空港発着の路線を中心に導入されていますが、新型コロナの影響で国内線に入っているものも結構あります。特に今回の搭乗機であるA320-200neoについては、2020年10月現在も羽田―松山、鳥取、神戸、富山、岩国線など、結構な頻度で飛んでいます。国際線機材の場合、エコノミークラスでもモニターやフットレストが付いており、快適ですので、チャンスがあれば選んでみると良いと思います。ただし、wifiが使えない点は注意が必要です。本当であればこの機材で海外に行きたいところです。以上、NH599便プレミアムクラスの搭乗記でした。