クアラルンプール早朝発の成田行きで帰国。NH816ビジネスクラス搭乗記

 安売りされていたANAのビジネスクラスを利用して、2017年夏にマレーシアのクアラルンプールへ旅行しました。クアラルンプールまでは羽田深夜発便(搭乗記はこちら)を利用しましたが、帰りはクアラルンプール早朝発の成田便を利用しました。当時のクアラルンプール―成田線は240席仕様のB787-8型機で運行されており、ビジネスクラスの座席はANAビジネスクレードルでした。フルフラットにはなりませんが、座席幅や前後間隔が十分広く快適でした。機内食は離陸後すぐの朝食だけですが、ビジネスクラスの場合は好きな時間にカレーやラーメンなどの軽食を注文できます。

NH816便(クアラルンプール→成田)搭乗記

搭乗便基本情報

  • 運航会社: ANA(NH)
  • 便名: NH816
  • 出発: クアラルンプール(KUL) 7:05
  • 到着: 成田(NRT) 15:05
  • 所要時間: 7時間
  • 区間基本マイル: 3338マイル
  • 機材: B787-8(ボーイング)
  • 搭乗クラス: ビジネス
  • 搭乗時期: 2017年夏

空港前のホテルで前泊

 朝7時発なので空港前のホテルに宿泊しました。クアラルンプール中央駅(KL central)の始発に乗れば5時半には空港につきますので、市内で宿泊してもチェックイン締切に何とか間に合いますが、トラブルが発生した場合を考えると空港前のホテルで宿泊したほうが安心です。一般的に空港まわりのホテルは高いのですが、クアラルンプール国際空港の「チューンホテルKLIA2」は空港前にありながら1泊7000円程度でしたので、今回はこちらを利用しました。

このときはエクスペディアで予約しました。下記URLからエクスペディアでのTune Hotel KLIA2のホテル詳細ページに飛べます。

(広告)エクスペディア ホテル詳細ページ(Tune Hotel klia2)

エクスペディアのページで出てくる3000円程度のプランはトランジット用で日中のみの滞在となります。今回のように宿泊利用する場合には使えませんのでご注意ください。

  ホテルはLCCターミナル(KLIA2)の前にあります。ANA便の出発はメインターミナル(KLIA)ですので、ターミナル間移動が必要になります。両ターミナルの間では無料のシャトルバスが運行しています。

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こんな感じのバスです。KLIA2からKLIAへ行く場合は途中に駐車場(LICP)を経由するので少し余計に時間がかかりますので注意が必要です。バスは不安という方は電車(KLIA ekspress)で1駅移動しましょう。運賃は2リンギット(日本円で60円程度)で5分で着きます。2019年9月現在、KLIA2の始発は朝4時55分です。最新のスケジュールはこちら

www.kliaekspres.com

プラザプレミアムラウンジ

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 ANA便はメインターミナル(KLIA)内のサテライトターミナルから出発します。サテライトターミナルへは電車で移動します。だいたい2~3分くらいで到着します。

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当時(2017年)のANAの指定ラウンジはプラザプレミアムラウンジでした。サテライトターミナルの2階にあります。2019年現在はマレーシア航空のゴールデンラウンジがANAの指定ラウンジになっています。ANA便をビジネスクラスかプレミアムエコノミークラスで搭乗する場合、またはANAの上級会員資格(ダイヤモンド、プラチナ、スーパーフライヤーズ)を保持してANA便に搭乗する場合に利用できます。

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機内食もあるので軽めの朝ごはんをここでいただきます。巻き寿司もありました。

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ちょうど来るときに利用したNH885便が到着したところでした。これから搭乗するNH816便と並んで駐機しています。

ANAビジネスクレードル

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ANAホームページ、機種・シートマップ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/inflight/seatmap/detail/b787_8.html)より

 今回の機材はボーイング社のB787-8型機。ANAのB787-8型機の座席配置は3種類あり、今回は中近距離路線用でプレミアムエコノミーがないもの(240席仕様)です。ビジネスクラスのシートはANAビジネスクレードルで、2-2-2の座席配置です。他のB787-8型機と異なり、ビジネスクラス中央部に大きめのバーコーナーがあります。

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ANAホームページ、ビジネスクラス座席のご案内(https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/international/inflight/guide/c/seat/c-787_8_business_cradle.html)より

 座席はこんな感じ。シートピッチは59インチ(約150 cm)です。座席の幅はエコノミーと比較しておよそ1.5倍です。

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足をのばしても前に届かないくらい広いです。

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横から見るとこんな感じ。フルフラットにはなりませんが、特に寝るわけでもないので、快適性はANAビジネススタッガードとさほど変わらないように思いました。深夜便でこれだとしんどいですが。

 モニターの大きさは12.1インチで、クアラルンプールに行く際に利用したANAビジネススタッガード(18インチ)と比較するとかなり小さく見えます。ANAビジネススタッガードが搭載されている羽田発クアラルンプール行きNH885便の搭乗記はこちら

worldwideharikov.hatenablog.com

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このボタンで座席のリクライニングを調整できます。置いてある飲み物はウェルカムドリンクなのですが、何だったか記憶にないです。シャンパンでもオレンジジュースでもなさそうです。

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雨の中離陸します。

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地上ではわかりにくかったですが、ちょうど明け方の時間です。

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シートベルトサインが消えると飲み物が配られました。早朝であるにもかかわらずロゼワインを頼んだと思います。おつまみと一緒にいただきました。テーブルはプレミアムエコノミーのような、座席横から引っ張り出すタイプです。

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その後、朝食が来ます。和食を選びました。行きと同様、機内食とは思えないほどのレベルの高さでした。食事はこの一回だけですが、ビジネスクラスの場合は好きなタイミングで軽食を注文できます。

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食後にレモンティーをいただきました。

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朝食が終わるごろには、外はすっかり日が昇ってきていました。巨大な積乱雲が見えています。

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ビジネスクラス中央部のバーコーナーに出かけてみました。ワインが自由に取れる状態になっていました。また、アメニティ類も置いてありました。

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出発から2時間半ほど後に軽食のラーメンを頼んでみました。一風堂とコラボした味噌ラーメンです。バターもついてきます。結構おいしいのでおススメです。北米(ホノルル線を除く)発の東京行き、および東京発着のヨーロッパ・オセアニア・インド・マレーシア・インドネシア路線のビジネスクラスで注文可能です。

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着陸2時間前くらいに、何か食べられますか?と聞かれました。先ほどラーメンを食べた後でしたので、お酒だけもらいました。おつまみのサテ―とともにいただきました。

ANAクアラルンプール線のセール

 ANAの東京―クアラルンプール線のビジネスクラスは毎年6月ごろに安売りされています。今回のチケットもそのセールで購入したもので、運賃の詳細は以下の通りでした。

予約クラスP、マイル積算70%
運賃(118000円)+サーチャージ(3000円)+税金等(7770円)
合計128770円
獲得プレミアムポイント:7808pp(往復)

 2019年9月現在だと、安売りのプレミアムエコノミー(予約クラスN)でも運賃が113000円ですので、かなりお得でした。今回の搭乗記は2017年のものですが、2019年の夏の便も、6月ごろに同様のセールが行われていました。それなりに飛行時間もありますので、ANAのビジネスクラスを体験するにはお手頃だと思います。ANAの上級会員であれば、特典航空券で発券するよりも、マイルを1.7倍の倍率でスカイコインに変換してセール運賃を購入したほうが、旅程の自由度が高くマイルもたまるのでコストパフォーマンスが良かったりします。

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まとめ(感想)

 クアラルンプール早朝発の成田行きNH816便で帰国しました。クアラルンプール国際空港は周辺に安いホテルがあり、早朝発の飛行機だけでなく、深夜着の飛行機を利用する場合でも助かります。ANAビジネスクレードルはフルフラットにはなりませんが、昼行便であれば十分快適でした。2019年現在のスケジュールではNH816便もB787-9型機で運行されており、ビジネスクラスはフルフラットになるANAビジネススタッガードです。NH816便は食事が朝食になってしまうので、サービス面では午後発の羽田行(NH886便)のほうがお得です。クアラルンプール線は所要時間がそれなりにあり、安い運賃がよく出るので、ANAのビジネスクラスを体験するのにおススメです。特にクアラルンプール発の東京行きは2便とも昼行便ですので、サービスをたっぷり味わえます。以上、NH816便ビジネスクラス搭乗記でした。

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