ウィーンで日本帰国のためのPCR検査を受けてみた

 2022年春に久々の海外出張でオーストリアのウィーンに行きました。各国で新型コロナに関する規制が緩和されているものの、日本入国のためには2022年6月現在でも出発72時間以内に取得した新型コロナウイルス検査の陰性証明が必要です。渡航先で新型コロナの検査を受けるだけでもそれなりのハードルですが、これに加えて、日本に入国するためには日本国指定のフォーマットで書かれた陰性証明書、あるいは日本政府が指定した情報が書かれている陰性証明書が必要になります。今回の記事ではウィーン市内にあるFasTestにてPCR検査を受け、日本国指定フォーマットで結果をもらい、MySOSに登録するまでの体験を紹介します。

日本入国のために必要な新型コロナ陰性照明のフォーマット

 2022年6月現在、日本に入国するためには日本政府指定の様式で書かれた(または日本政府指定の内容が含まれている)新型コロナウイルスの陰性証明書が必要です。この日本政府指定のフォーマットは厚生労働省のホームページ

www.mhlw.go.jp

からダウンロードできます。フォーマットは変更される可能性があるので、必ず最新版をご確認ください。

大使館ホームページから日本入国用フォーマット対応のコロナ検査場を探す

 日本の在オーストリア大使館のホームページに、新型コロナ関係の情報ページがあります。リンクはこちら

 この中の、「2. 海外から日本へ入国するすべての方へ」、の中に、「オーストリアにおけるPCR検査機関施設について」

www.at.emb-japan.go.jp

というページがあります。ここに大使館が日本入国用のフォーマットへの記入ができると確認したコロナ検査場のリストが載っています。

今回はFasTestという検査場を利用しました。

FasTestでのPCR検査予約から陰性証明受け取りまで

FasTest

 FasTestはウィーン近郊で新型コロナ関係の検査をしている検査場です。店舗は複数ある一方、大使館が日本用陰性証明フォーマットに対応していることを確認しているのはKärntner Straße(ケルントナー通り)の店舗のみです。私もここを利用しました。平日なら2時間程度、日曜日は5時間程度で結果が出るそうです。私は平日に検査をして、検査から1時間半程度で結果をメールで受け取りました。予約が必要ですが、ホームページから簡単にできます。

FasTestのケルントナー通り店はウィーン国立歌劇場のすぐそば、ホテルザッハーの向かいにあります。地下鉄だとKarlsplatz駅が近いです。営業時間は平日・土曜は朝8時から夜6時まで、日曜日は朝9時から昼3時まで(2022年6月現在)です。費用は89€です。

予約

 こちらのウェブページから予約できます。

en.fastest.at

以下で予約の手順を紹介します。

FasTestホームページ(https://en.fastest.at/)より

ホームページに入ったら、まずBook Nowをクリック

FasTestホームページ(https://en.fastest.at/)より

こんな感じで店舗のリストが出てくるので、Kärntner Straße, 1010 Viennaの下にあるBook Nowをクリック

FasTestホームページ(https://en.fastest.at/)より

続いて、検査方法を選ぶ画面が出ます。ここは「Covid-19 PCR Express Test」 を選びます。

 その後の画面で予約したい時間を指定(5分刻みで指定できます)し、名前やメールアドレスなどの必要事項を入力すると予約完了です。予約が成功すると、FasTestからメールが来ます。

当日

 予約の時間になったらお店に行きます。近所にもうひと店舗あるので、間違えないように注意が必要です。受付で費用を払います。クレジットカードOK。

 受付の際に日本入国用のフォーマットへの記入が必要なことを伝えます。通常の検査結果はドイツ語で書かれていましたので、入国書類として使えない可能性が高いです。私は印刷した日本入国用フォーマットを一応持っていきましたが、それを見せたところお店側が新しく印刷してくれました。その場で名前などをフォーマットに記入して渡し、PCR検査を受けます。

結果の受け取り、MySOSへの登録

 結果はメールにPDF形式で添付されて来ました。原本も店舗に行けばもらえるらしいですが、添付されたもので事足りたので受け取りにはいきませんでした。

 MySOSはPDF形式でのアップロードに対応していないため、PDFの陰性証明をスマホで開き、画面のスクリーンショットを作成、これをアップロードしました。

 無事にMySOSの画面が青くなりました。これで入国準備が完了です。ちなみに、ワクチン接種証明は電子証明の画面のスクリーンショット(縦長なので4回に分けて作成)で対応しました。

 MySOSでの登録が終わっていると、日本行の飛行機に搭乗する際に配られる紙への記入は不要です。コロナ前から必要だった税関申告書のみ記入が必要です。

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まとめ

 日本へ帰国するために必要なPCR検査をウィーン市内のFasTestで受け、日本入国用フォーマットで検査結果を受け取り、MySOSへ登録するまでの手順を紹介しました。予約が簡単でアクセスも良く、日本入国用フォーマットへの対応も慣れている感じでしたので、ウィーンで日本入国用のPCR検査が必要な場合はおすすめです。各国のコロナ関係の入国規制は緩和が進んでいますので、日本も近いうちにPCR検査不要で入国が可能になるかもしれません。これがなくなると、いよいよコロナ前のようにふらっと海外旅行に出られるようになりそうです。その日が待ち遠しいです。

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