ANAが新規就航する成田―パース線とパース空港の情報まとめ

 2019年9月1日から、ANAが成田―パース線を開設します。パースはオーストラリア西海岸の都市です。ANAにとって、オーストラリアではシドニーに次ぐ2番目の就航都市、世界では44番目の就航都市です(貨物便を含めると45番目)。就航までまもなくとなりましたので、このパース線とパース空港の情報をまとめてみました。

 パースの簡単な紹介

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photo by pixabay

 パースはオーストラリア西海岸の都市です。人口はメルボルンシドニーブリスベンに次ぐオーストラリア第4位です。世界最大規模の公園であるキングスパーク、オーストラリアの動物が観察できるパース動物園、インド洋に沈む夕日が美しい数々のビーチ、世界一幸せな動物といわれる有袋動物クアッカワラビー(クオッカ)で有名なロットネスト島(Rottnest Island)など、アウトドア系の見どころが多い町です。その一方で、入植時代から残る歴史的建造物がみられる港町フリーマントルや1891年開館の歴史ある西オーストラリア博物館など、西オーストラリアの文化に触れることができる観光スポットもあります。治安も安定しており、日系企業も多く進出しています。

 気候は晴れが多く乾燥しています。最高気温は夏場で30度程度、冬で15度程度です。南半球ですので、季節は日本と逆転しています。日本との時差は1時間で、日本の12時がパースの11時に対応します。通貨はオーストラリアドル(AUD)で、1オーストラリアドルが70円から80円程度です。オーストラリアは渡航にビザが必要です。日本のパスポートの場合、ETA(ETAS)という電子ビザを利用できます。登録は

www.eta.homeaffairs.gov.au

からできます。

ANA成田―パース線まとめ

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ANAホームページ、プロモーション(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/promotions/nrt-per/)yori

 2019年9月1日から運行開始。ANAのオーストラリアにおける2番目の就航都市です。

スケジュール

NH881
  • 出発 成田(NRT)11時10分
  • 到着 パース(PER)20時15分
  • 所要時間 10時間5分
NH882
  • 出発 パース(PER)21時45分
  • 到着 成田(NRT)8時25分+1
  • 所要時間 9時間40分

 成田を午前中に出発してパースに夜到着し、夜パースを出発して朝成田に戻るスケジュールになっています。所要時間はパース→成田のほうが30分ほど短いです。パースの経度は香港とほぼ同じで日本よりも若干西にあるため、偏西風の影響を考慮しているのでしょうか。区間基本マイルは4926マイルで、シドニーアメリカ西海岸とほぼ同じです。参考までに、東京―シアトルが4775マイル、東京―サンフランシスコが5130マイル、東京―シドニーが4863マイルです。

機材はB787-8

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ANAホームページ、機種・シートマップ(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/departure/inflight/seatmap/detail/b787-8.html)より

 B787-8(ボーイング)の184席仕様が充てられる予定です。ビジネスクラス、プレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの3クラス構成で、ビジネスクラスはフルフラットになるビジネススタッガードです。

運賃と獲得プレミアムポイント

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ANAホームページ、プロモーション(https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/promotions/nrt-per/)yori

 成田―パース往復の主な運賃と獲得プレミアムポイントをまとめてみました。運賃は2019年8月現在のものです。今後変更される可能性もありますのでご注意ください。特に、諸税は10月の消費税改定で変更されますし、サーチャージも10月から1段階下がって21000円になります。

エコノミークラス Super Value

予約クラスL、マイル積算30%
運賃(54000円)+サーチャージ(28000円)+税金等(11460円)
合計93460円
*8月28日までの期間限定運賃

獲得プレミアムポイント:4432pp(往復)

 

エコノミークラス Value

予約クラスS、マイル積算50%
運賃(66000円)+サーチャージ(28000円)+税金等(11460円)
合計105460円
獲得プレミアムポイント:7388pp(往復)


プレミアムエコノミークラス super value

予約クラスN、マイル積算70%
運賃(151000円)+サーチャージ(28000円)+税金等(11460円)
合計190460円
獲得プレミアムポイント:11144pp(往復)

 

プレミアムエコノミークラス Value Plus

予約クラスE、マイル積算100%
運賃(269000円)+サーチャージ(28000円)+税金等(11460円)
合計308460円
獲得プレミアムポイント:15578pp(往復)

 

ビジネスクラス Value Plus

予約クラスZ、マイル積算125%
運賃(323000円)+サーチャージ(28000円)+税金等(11460円)
合計362460円
獲得プレミアムポイント:19272pp(往復)

 

 運賃は諸税を含めてエコノミークラスで安くて10万円程度、期間限定運賃でも9万円程度です。時期にもよりますが、シンガポール航空(シンガポール乗り継ぎ)やマレーシア航空(クアラルンプール乗り継ぎ)が諸税込7~8万円台の航空券を出していますので、若干高めの設定です。ただし、所要時間は直行便であるANA便のほうが最低でも4時間ほど短いです。
 プレミアムエコノミークラスだと、キャセイパシフィック航空が香港経由で諸税込20万円程度の運賃を、ビジネスクラスだとマレーシア航空がクアラルンプール経由で諸税込25万円程度の運賃をそれぞれ出しています。スターアライアンスだとシンガポール航空ビジネスクラスで諸税込27万円程度の運賃を出しています。プレミアムエコノミーでは日によっては直行便と経由便で運賃にほとんど差がないこともあります。一方、ビジネスクラスだと経由便のほうが10万円以上安いです。
 プレミアムポイントは、オセアニア地区ですので路線倍率の1.5倍が加わります。そのため、一度に獲得できるプレミアムポイント数は、同じ予約クラスであればANAのフライトでは最も高いです。ただし、運賃が高いのでマイル修行には向きません。サーチャージがなくてもSクラスでpp単価が10円ちょっとくらいになります。pp単価を気にせず、観光ついでにマイル修行くらいの気分であれば、良いと思います。

パースからの乗り継ぎ

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photo by pixabay

 ANA便のパース到着は20時15分と夜遅いですので、乗り継ぎにはあまり向きません。検索してもパースで一泊する経路ばかり出てきます。スターアライアンスの世界一周航空券でパースからさらに国際線に乗り継ぐという点でもあまり向いていません。パースに就航するスターアライアンス系航空会社はシンガポール航空タイ国際航空ニュージーランド航空南アフリカ航空です。このうち、南アフリカ航空ヨハネスブルク線以外は東京から直行便があるのでパースで乗り継ぐメリットはないです。ヨハネスブルグ線は24時前パース発なので、ANAのパース線から乗り継ぎ可能ですが、所要時間が11時間近いので、香港やシンガポールを経由するほうが早いです。
 一方で、ANA便のパース出発は夜21時45分と夜遅いですので、使い勝手はよさそうです。オーストラリア各地を昼過ぎに出発しても十分間に合います。午前中にパースについておいて、パース市内を観光してから成田へ出発するというのも良いと思います。

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パース国際空港まとめ

パース空港概要

 パース空港はパースの中心地から10 kmほどの場所にあります。これは羽田―品川間くらいの距離なので、都市部と近い空港と言えます。ただし、鉄道がないので移動にはそれなりに時間がかかります。

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パース空港ホームページ、airport maps(https://www.perthairport.com.au/to-and-from-the-airport/airport-maps)より

 パース空港にはターミナルが4つ(T1, T2, T3, T4)あります。国際線は基本的にT1を利用しています。ANAもT1を利用する予定です。ANAホームページでパースから乗り継ぐ旅程を検索すると乗り継ぎ便として出てくるヴァージン・オーストラリア航空はT1とT2を利用するようです。T3とT4はjet starとカンタス航空が利用しています。カンタス航空が運航するパース―ロンドン線は世界第三位の長距離フライトです。

 T1、T2とT3、T4は滑走路を挟んで反対側にあります。羽田空港福岡空港での国内線と国際線ターミナルの位置関係を想像すると良いと思います。無料のバスで移動できますが、所要時間がおよそ15分とのことです。24時間運航されています。詳細はこちら

www.perthairport.com.au

ラウンジ

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パース空港ホームページ、airport maps(https://www.perthairport.com.au/to-and-from-the-airport/airport-maps)より

 パース空港のT1国際線区画には、スターアライアンス系ではニュージーランド航空シンガポール航空のラウンジがあります。ANA便の指定のラウンジはニュージーランド航空のラウンジです。ANA便をプレミアムエコノミークラスかビジネスクラスで搭乗する場合、あるいはエコノミークラスにスターアライアンスゴールド資格保持で搭乗する場合に利用可能です。シンガポール航空のラウンジはANA便の出発前は営業時間外ですので、利用できません。

市内アクセス

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photo by pixabay

 パース空港からパース市内中心部まではおよそ10 kmちょっとです。タクシーだとおよそ30分程度、43オーストラリアドル(3000円前後)のようです。空港のホームページ(こちら)に詳細があります。

 バスは空港から市街地まで30~50分程度で結んでおり、朝5時から夜1時まで運行しています。時間の詳細や時刻表は

www.transperth.wa.gov.au

で検索できます。具体的には、Start に「Perth Airport T1 And T2 」、Endに「Elizabeth Quay Bus Stn」を選択することで、空港からパース市街地までの路線が検索できます。運賃は4.9オーストラリアドル(400円程度)です。

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まとめ

 ANAが2019年9月1日より成田―パース線を就航させるので、この路線とパース空港の基本情報をまとめてみました。パース自体はアウトドア系の見どころが多い町ですので、自然が好きな方には旅先の候補として良いと思います。運賃は他のスターアライアンス各社の経由便よりも若干高いですが、所要時間が4時間以上短くて済みます。成田→パースは夜にパース到着というスケジュールですが、パース空港は市街地からそれほど離れておらず治安も安定しているので、夜パースについてそのままホテルで宿泊という日程でもさほど問題にはならなさそうです。パース→成田は夜発ですので、最終日にぎりぎりまでパースを観光してから帰国できます。機会があれば観光に行ってみたいと思います。以上、ANAのパース線とパース空港の情報まとめでした。

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