2019年春にセントマーチン(シントマールテン)島へ旅行しました。セントマーチンまではニューヨークからデルタ航空を利用しました(搭乗記はこちら)。セントマーチン島はカリブ海にある島で、北側がフランス領、南側がオランダ領になっています。オランダ領側にあるプリンセスジュリアナ国際空港は滑走路の端すぐの場所にビーチがあり、ビーチから着陸する飛行機を間近で見られることで有名です。今回は滑走路端にあるマホビーチまで徒歩数分の位置にあるホテル、「ソネスタマホビーチ」 に滞在しました。このホテルはマホビーチが近いことも魅力的ですが、オールインクルーシブホテルなため滞在中にお金の心配がいらないことも魅力的です。今回は実際に利用した施設やレストランの解説と、ホテルの予約の際の注意点を紹介します。
ソネスタマホビーチホテル
ソネスタマホビーチ(Sonesta Maho Beach Resort, Casino & Spa)は、セントマーチン島のオランダ領にあるホテルです。マホビーチのすぐ隣にあるので、プリンセスジュリアナ国際空港へ着陸する飛行機を見に行くには最高の立地です。上層階の部屋を取れば部屋からも着陸する飛行機が見られます。ホテルはオールインクルーシブになっており、宿泊者はホテル内のレストランや施設を無料で利用できます。2017年のハリケーンによる被害で休業していましたが、2019年2月から営業を再開しました。滞在したのは再開後間もない時期でしたので、ホテル内には一部工事中の場所もありました。同じ敷地内にソネスタオーシャンポイントリゾート(Sonesta Ocean Point Resort)というワンランク上のホテルもあります。オーシャンポイントに宿泊する場合もソネスタマホビーチホテルの施設が利用可能です。加えて、オーシャンポイントリゾート宿泊者限定の施設もあります。
公式ホームページはこちら
ソネスタマホビーチ(英語ページ)
ソネスタオーシャンポイントリゾート(英語ページ)
チェックイン
入口を外から撮るとこんな感じ。正面のバンはタクシーです。ソネスタマホビーチに宿泊する場合は右側の入口から入ってフロントでチェックインします。チェックイン時にはウェルカムドリンクとして水かシャンパンがもらえます。ソネスタオーシャンポイントリゾートに宿泊する場合は左側(タクシーの奥)で受付をすると、ホテル入口までカートで連れて行ってくれます。
フロントでチェックインすると腕にこんなのをつけてもらえます。これがルームキーになっています。これをつけてもらった時点でホテル内のすべての施設が利用可能になります。私の時はチェックイン時にまだ部屋の準備ができていなかったので、「とりあえずピザでも食べて待っててね!」と、フロントの人に言われました。ピザの店はプールの奥、Ocean Terrace Restaurantのそばにあります(後で解説します)。
フロントを奥に進むとこんな感じのロビーがあります。写真奥のスペースはLatitude Bar/Casinoというカジノ付きバーになっており、スロットマシンが十数台あります。腕にルームキーをつけていれば、バーでは無料でドリンクが飲めます。
部屋
私の部屋は7階でした。写真に写っていませんが、テレビもあります。Wifiも利用可能です。
机にはメッセージとちょっとしたお菓子が置いてありました。
シャワールームはこんな感じ。バスタブはないです。石鹸やシャンプーはあります。髭剃りや歯ブラシはなかったので、自分で持ってきておいたほうが無難です。
部屋には冷蔵庫とお酒が完備されています。冷蔵庫内にはお水やジュースが入っていました。すべて無料で飲めます。
部屋にはベランダがあります。海側の部屋でしたので、カリブ海が一望できます。
プリンセスジュリアナ空港にアプローチする飛行機も部屋から見ることができました。6階より下層の部屋だと前にあるホテルが邪魔になって見にくいかもです。
日が暮れるとこんな感じ。夜になれば気温も30度を超えないですし、湿度も低いのでバルコニーでお酒を飲みながら過ごすのも良いと思います。
ホテル設備
ソネスタマホビーチの全体の見取り図がこんな感じ。ソネスタマホビーチの敷地にはたくさんの施設があります。オールインクルーシブなため、基本的に無料で利用可能です。以下でいくつか紹介します。
プライベートビーチ
ソネスタマホビーチホテルはマホビーチに隣接しています。マホビーチの北側半分はソネスタホテルとソネスタの隣にあるRoyal Islander Club La Terrasse Resortの宿泊者用プライベートビーチになっています。ビーチパラソルやビーチチェアーは宿泊者であれば勝手に使って問題ありません。一応監視している人がいるようで、宿泊者以外の人が使おうとしていると注意していました。ホテル敷地からビーチに降りる場所付近に水道やシャワーがあります。ホテル室内に緑色のタオルがあり、これを持ち出して良いようです。プールの横に使用済みタオルの回収スペースがあります。
プライベートビーチ側から見た着陸機。マホビーチでは半日泳いで半日飛行機を見ていました。詳しくは近日中に別の記事にまとめます。
プール
ホテルの建物の前にプールがあります。朝9時ごろから夜20時ごろまで泳げるようです。
ウォータースライダーもあります。
プールに隣接してOasis Swim-Up Barがあります。プールサイドからだけでなく、プールに入ったままでも飲み物が注文できます。ただし、メニューは置いていないので、自分で聞くしかないです。
カジノ
フロントから外に出て、道を挟んだところにCasino Royaleというカジノがあります。営業は13時から朝4時まで。それほど広くないですが、ルーレットやバカラ、ブラックジャック、ポーカーなどのディーラー相手のテーブルゲームに加えて、電子ルーレットやスロットマシンのような機械相手のゲームもあります。電子ルーレットは数ドルから遊べるので試しにやってみるのにおススメです。カジノの通貨は米ドルです。カジノの中にステージがあり、定期的に(週数回?)ショーが行われています。写真のように道の真ん中でショーの宣伝をやっていました。
レストラン
ソネスタマホビーチの敷地の中には複数のレストランがあり、宿泊者は無料で利用できます。ただ、予約が必要な場所や、オーシャンポイントの宿泊者しか利用できない場所もあります。今回はソネスタマホビーチの宿泊者が利用できる場所のみを紹介します。
予約が必要なレストランについては、ロビーにある端末から予約できます。予約数に限りがあるので、なるべく早めに予約したほうが良いです。チェックイン時にも予約するよう言われます。
Ocean Terrace Restaurant
プールの奥、オーシャンポイントホテルの受付のビーチ側にあります。朝、昼、晩開いており、ビュッフェ形式です。朝食は基本的にここになります。予約不要で利用できます。
朝ですが、ワインも置いてあります。
ご飯、パン、ソーセージやベーコン、ハッシュドポテト、ヨーグルト、フルーツなどがありました。オーダーすると卵料理を作ってくれるコーナーもあります。
夜は一度だけ利用しました。夜も朝と同様にビュッフェ形式です。写真右手の場所でパスタを注文できます。朝はこの場所で卵料理を作ってもらえます。
英語に自信がなかったので前の人と同じものをオーダーしてみました。
座席は室内だけでなく外にもあります。昼間はともかく朝や夜は外のほうが涼しいです。写真の右奥の場所でピザがもらえます(Napoli: Pizzeria + Paninotecaという名前がついています)。お皿を勝手にとって、勝手に持って行って良いようです。自室に持って帰っている人もいました。
Palms Grill
ビーチの横、プールの奥にあります。昼と夜開いていて、夜は予約が必要です。
お昼に利用しました。ハンバーガーとラムバック(ラムベースのカクテル)を注文しました。これと似たようなもの(サンドイッチ+カクテル)をアメリカの空港で注文したら40ドルくらいしたことがあったので、オールインクルーシブで財布を気にしないで良いのは助かります。
夜は隔日でバーベキューパーティーをしているようです。バーベキューパーティーの開催日は予約不要で利用できるようです(未確認)。
The Point Restaurant
Ocean Terraceのさらに奥にあります。夜のみ営業しており、予約が必要です。お店の前にはThe Point Barというバーがあります(写真右手)。ここよりも奥はオーシャンポイントリゾートの宿泊者専用スペースになっています。
The Point Restaurantではコース料理が楽しめます。
メニューはこんな感じ。ワインも注文できます。
メインは牛肉のステーキでした。これ、お肉が柔らかくてとてもおいしかったです。
Jing’s Kitchen、Ascot Pub + Sports Bar
Jing’s Kitchen とAscot Pub + Sports Barはソネスタホテルの外側にあります。Jing’s Kitchenはアジア料理の店です。今回訪問時は営業していませんでした。こちらも宿泊者は無料で利用できるようです。
その他
私は利用しませんでしたが、ジムやスパもあります。施設の設備について、詳しくは公式ページ参照(英語ページ)
宿泊予約の際の注意点と値段
ソネスタマホビーチホテル、オーシャンポイントリゾートどちらもエクスペディアやbooking.comといったホテル予約サイトから予約可能です。私はエクスペディアから予約しました。エクスペディアから予約する際の注意点は、部屋の種類です。エクスペディアのページからだと普通の部屋として、
- ルーム
- ルーム ガーデンビュー
- プレミアルーム(Island View)
- ルーム リゾートビュー
- プレミア ルーム オーシャンビュー
が選べますが、違いが説明されていません。公式ページでの表記と対応させると、これらの違いは部屋の向き(海側か山側か)とフロアの階数です。プレミアとついている部屋(プレミアルーム(Island View), プレミアルームオーシャンビュー)は6-10階、他は1-5階の部屋です。また、ガーデンビューやIsland Viewはマホビーチとは反対側の部屋、リゾートビューやオーシャンビューはマホビーチ側の部屋のようです。今回私はプレミア ルーム オーシャンビューで予約しました。飛行機を部屋から見たいのであれば、プレミア ルーム オーシャンビューを予約したほうがよいでしょう。
値段は一番安い「ルーム」で1名1室3万~4万円(2名1室で4~5万)、プレミアルームオーシャンビューで1名1室4万~5万円(2名1室で5~6万)ほどします。繁忙期の12月から3月頃までが高いです。2019年の年末に至っては、8月の時点ですでに売り切れています。エクスペディアの会員だと時期によって4割ほど割引され、公式ページよりもだいぶ安くなります。今回私はプレミアルームオーシャンビューを1泊2万円強(1名1室)で予約できました。立地の良さとオールインクルーシブで食費が不要なことを考えると結構お手頃だと思います。
宿泊客は白人の家族連れやカップルがほとんどでした。時々アジア系の人も見かけました。日本人も私のほかに数名いました。私のように一人で利用していると思われる人も見かけました。
まとめ
セントマーチン島へ旅行した際に宿泊したソネスタマホビーチホテルについてまとめてみました。ソネスタマホビーチホテルはオールインクルーシブホテルなので、滞在中は財布が不要です。お酒も飲み放題ですので、酒好きな人には最高だと思います。しかも飛行機の着陸が間近で見られるマホビーチまで徒歩数分という立地です。それなりに値段が張りますが、コストパフォーマンスは良いと思います。以上、ソネスタマホビーチホテルの滞在記でした。