ANA国内線乗り継ぎ手順忘備録

 国内線の飛行機を乗り継ぐ機会はそれほど多くはないですが、沖縄の離島に行くときや、マイル修行時など、時々必要になります。今回はそんなときのために、ANAの国内線を乗り継ぐ場合の手順についてまとめてみます。乗り継ぎにはステータス修行用の折り返し(例えば、羽田→那覇→羽田)も含みます。

乗り継ぎ手続き忘備録

乗り継ぎとは?

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 乗り継ぎとは、一つの目的地まで向かう際に途中で目的地以外の場所を経由することです。例えば、那覇から羽田まで向かう際に、那覇→福岡→羽田といったように、目的地以外の場所(福岡)を経由するような場合です。那覇→羽田であれば直行便が多いので、わざわざこのような経路を選ぶ必要性は低いですが、直行便がない場所に向かう場合(例えば、福岡→青森)は必要になります。

 乗り継ぎを含む航空券の買い方には、

  • 最終目的地まで一つの予約として買う
  • 出発地から経由地、経由地から目的地を別々に買う

があります。後者は予約時にひとまとめにできない運賃、例えば那覇→福岡→羽田の場合、那覇→福岡間がsuper value 28、福岡→羽田間が特典航空券、などの場合があり得ます。このどちらを選んだかによって、空港での乗り継ぎ手続きは異なります。

最終目的地まで一つの予約として買った場合の手続き

 予約時に最終目的地までひとまとまりで予約している場合、最初の空港でのチェックイン時に最終目的地までの搭乗券が発券できます。例えば、那覇→福岡→羽田の予約の場合、那覇→福岡の搭乗券と福岡→羽田の搭乗券を那覇で発券できます。

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最初の保安検査を通るとこんな感じの長い保安検査証がもらえます。荷物を預ける場合は那覇で預けると受け取りは羽田になります。

 乗り継ぎ空港では飛行機を降りた後に乗り継ぎ用の進路に沿って進みます。乗り継ぎ便までの時間が長い場合などは、一度外に出ても問題はありません。ただし、保安検査を受けなおす必要があります。乗り継ぎ時間が短い場合は一度外に出ていると乗り遅れる可能性がありますので、乗り継ぎ用の進路を通るほうが良いです。乗り継ぎ用の進路は空港によって異なります。

乗り継ぎ用の施設がある場合

 福岡空港や羽田空港のように、乗り継ぎ用の施設がある場合は飛行機を降りた後にそちらへ向かい、そこで乗り継ぎの手続きをします。

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写真は福岡空港です。乗り継ぎの場合は右側、到着の場合はエスカレータを下ります。

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羽田の場合はこんな感じで出口まで行く途中に乗り継ぎ手続きコーナーがあります。手続き終了後は出発ロビー(保安検査を抜けた後のスペース)に出ます。

出発ロビーと到着ロビーが同じ場合

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 那覇空港や大阪伊丹空港のように、出発待ちのスペースと到着時に通る通路が同じ場合は、出口に向かわずそのまま次の搭乗便の搭乗口へ向かいます。搭乗口が変更になっている可能性もあるので、早めに搭乗口を確認しておくほうが良いです。

乗り継ぎ用の施設がなく、出発ロビーと到着ロビーが別の場合

 多くの地方空港のように、乗り継ぎ用の施設がなく、出発ロビーと到着ロビーが別の場合、ANAの地上係員の方が待機しているか、どこかに「乗り継ぎの方はこちらへ」みたいなのが出ていると思います。

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例えば、広島空港だと上の写真のような看板が出口までの途中にあり、そこで係の人に搭乗券を確認してもらってから制限エリア内に入るという感じでした。もしどこにもこのような情報が見当たらない場合は、近くの係の人に乗り継ぎ先の航空券を見せて相談してみると良いと思います。

出発地から経由地、経由地から目的地を別々に買った場合の手続き

 乗り継ぎ便が別予約、例えば、那覇→福岡(super value 28)と福岡→羽田(特典航空券)で取っているような場合、そのままだと那覇空港では那覇→福岡分の搭乗券しか発券できません。この場合、乗り継ぎ空港では一度外に出て、再度搭乗手続きや保安検査が必要になります。ANAの国内線の場合、最低乗り継ぎ時間の条件を満たしていれば予約の結合が可能ですので、最初の空港の有人カウンターで予約を結合してもらうと良いでしょう。

折り返す場合(ステータス修行用)

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 羽田→那覇→羽田の行程で、那覇で空港外に出ないような折り返し旅程の場合は、同一予約でも基本的には乗り継ぎにならないので、那覇→羽田分の手続きは那覇空港でする必要があります(ただし、有人カウンターで手続きすればまとめて発券してくれるかもしれません)。

自動チェックイン機

 那覇空港も羽田空港も乗り継ぎ用の自動チェックイン機を使うことで手続きが可能です。これを利用すると、制限エリアから出ることなく、折り返しの手続きができます。ただし、荷物を預けている場合は別に手続きが必要です。折り返し旅程のマイル修行時に荷物がある場合は出発空港のコインロッカーなどに預けておくほうが良いでしょう。

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まとめ

 ANA国内線での乗り継ぎについてまとめてみました。特殊なことをしない場合は、予約をひとまとめにしてしまうほうが無難です。特に遅延によって乗り継ぎに失敗するような場合、予約が別だと保証されず、乗り継ぎ分の航空券が無駄になる危険があります。ステータス修行などで折り返し搭乗をする場合はなるべく時間に余裕を持つか、同じ飛行機で折り返すようにすると遅延による乗り継ぎ失敗の恐れは減ります。以上、ANA国内線の乗り継ぎ方法のまとめでした。

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