新型コロナウイルス感染症が拡大する今、海外渡航は避けるべきか?

 2019年末ごろに中国の武漢で発生した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が、2020年2月末現在で南極を除くすべての大陸にまで広がってしまいました。日本でも感染が拡大しており、混乱が続いています。海外旅行が好きな人にとっては、この状況下で海外旅行を延期すべきか悩ましいところです。今回は海外旅行やマイル修行などで海外渡航する際のコロナウイルスに関係するリスクを考えてみます。結論から言うと、現状での海外渡航はリスクが高いのでなるべく避けるべき、もしそれでも海外へ行くなら対策を万全にするべき、です。

海外渡航をする際の新型コロナウイルス関係のリスク

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 海外渡航する際に新型コロナウイルス関係でのリスクとしては以下のようなものが考えられます。

新型コロナウイルスに感染する

 旅先で自分自身が新型コロナウイルスに感染してしまう可能性です。ただ、これに関しては、現状だと日本国内でも海外でも同様にリスクはあると思います。

新型コロナウイルスを広めてしまう

 今となってはこちらが心配です。現状の日本は、判明しているよりも多くの人が新型コロナウイルスに感染している可能性が十分あります。感染しやすいウイルスのようなので、日本で新型コロナウイルスに感染し、知らず知らずのうちに渡航先で感染を広げてしまう、というような事態も起こり得るでしょう。

 一応、現在の見解では、

”このウイルスの特徴として、現在、感染を拡大させるリスクが高いのは、対面で人と人との距離が近い接触(互いに手を伸ばしたら届く距離)が、会話などで一定時間以上続き、多くの人々との間で交わされる環境だと考えられます。”

 

厚生労働省ホームページ、新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の具体化に向けた見解(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/newpage_00006.html)より

とのことなので、この通りであれば、現地の人とパーティーに参加する、とかしなければ大丈夫だと思います。ただ、新型コロナウイルスについてはわかっていないこともあるので、より感染しやすい可能性も考えてなるべく人混みを避けるなどしておいたほうが良いでしょう。

渡航先で足止めされる

 仮に飛行機が運休・欠航にならなかったとしても、空港で隔離されたり、入国拒否されたりする可能性があり得ます。日本を含む新型コロナウイルス感染者がいる国からの入国者に対して、何らかの措置を実施している国については、外務省のホームページにまとめられています。

https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

情勢は刻々と変化しているので、渡航予定がある場合は渡航先の情報をいつも以上に確認するようにしましょう。

 入国拒否で帰国させてくれるなら良いですが、隔離されてしまうと、外出も帰国もできないというまずい状況に陥ります。隔離や入国拒否されなかったとしても、滞在中に日本へ帰るための飛行機が欠航になってしまい、身動きが取れなくなるリスクもあります。

 

このように、2020年2月現在の状況では、海外渡航にはかなりのリスクがあります。仕事で止むおえずというならともかく、観光等で海外に行くのは避けたほうが無難でしょう。状況が好転するのを待ったほうが良いと思います。

それでも海外へ行くならば

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 リスクが高いのは承知で、それでも海外に行くのであれば、以下の点には気を付けておくべきだと思います。

感染対策を万全にしておく

 手洗い、うがい、マスクの着用、体調管理の徹底など、基本的な対策をいつも以上にしっかり行うことが重要です。首相官邸のホームページに、新型コロナウイルスに感染しないようにするためにすべきことが具体的にまとめられています。

www.kantei.go.jp

 旅先で感染を防ぐだけでなく、旅先にウイルスを持ち込まないようにするために、旅行前から対策を徹底することが大事です。

隔離されたり、帰国できなくなった場合の対策を考えておく

 現地で入国拒否や隔離されてしまった場合にどうするかをあらかじめ調べておいたほうが良いでしょう。多少でも想定していれば、実際に問題が発生したときに心の余裕が違ってきます。最低限渡航先の日本の在外公館の連絡先くらいは調べておきましょう。外務省のホームページから調べることができます。

www.mofa.go.jp

最新の情報を入手する

 新型コロナウイルス関連の情報は日々変化していきます。最新の情報を常に確認しましょう。また、渡航が決まっているならば早い段階で外務省の「たびレジ」に登録しましょう。

www.ezairyu.mofa.go.jp

登録していると、現地の情報をメールで知らせてくれます。現地滞在中はたびレジからのメールは確認できるようにしておきましょう。

 その他、現地の危険情報について、外務省の「海外安全ホームページ」の確認はしておきましょう。新型コロナウイルスのような感染症情報だけでなく、現地の治安などに関する情報も得ることができます。

www.anzen.mofa.go.jp

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まとめ

 2020年2月末現在の状況だと、残念ながら海外渡航は避けるべきです。私自身も4月上旬に海外旅行を予定していましたが、延期にするつもりです。新型コロナウイルス感染症の拡大が今後どうなるかはまだわかりません。場合によってはゴールデンウィークあたりになっても海外旅行できない状況が続いているかもしれませんし、思ったよりもすぐに状況が好転するかもしれません。なるべく早く新型コロナウイルス感染症が終息して、自由に旅行できるようになってほしいものです。

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