2020年3月29日以降のANA国際線のスケジュールまとめ

 2020年1月23日にANAグループの2020年度の国際線航空輸送事業計画が発表されました(公式発表はこちら)。ここで、羽田国際線の増便分のスケジュールや成田線の増減便、機材変更などについて発表されました。内容がかなり多かったので、整理してみます。

東京発着路線の変更

新規就航

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 今回の夏ダイヤ前後から新規就航する路線をまとめます。これまで羽田からも成田からも就航していない新規就航地は以下の6地点です。 

ミラノ/マルペンサ

NH207:羽田(00:55)→ミラノ(06:20) 
NH208:ミラノ(12:10)→羽田(07:00+1)
機材:B787-9(215席仕様)

*4月20日から週3便(月・木・土)運航、7月10日から毎日運航

モスクワ/ドモジェドヴォ

NH213:羽田(08:40)→モスクワ(13:10) 
NH214:モスクワ(15:05)→羽田(07:10+1) 
機材:B767-300ER(202席仕様)

*7月1日から運航

イスタンブール

NH219:羽田(08:35)→イスタンブール(14:15) 
NH220:イスタンブール(16:50)→羽田(10:25+1) 
機材:B787-8(184席仕様)

*7月6日から運航

ストックホルム

NH221:羽田(09:40)→ストックホルム(13:00)
NH222:ストックホルム(14:20)→羽田(07:10+1) 
機材:B787-8(184席仕様)

*6月6日から週3便(月、木、土)運航、7月20日から毎日運航

ウラジオストク

NH883(月):成田(10:10)→ウラジオストク(13:30)
NH883(水):成田(12:10)→ウラジオストク(15:30)
NH883(金):成田(10:20)→ウラジオストク(13:40)
NH884(月):ウラジオストク(14:35)→成田(15:50)
NH884(水):ウラジオストク(16:30)→成田(17:45)
NH884(金):ウラジオストク(14:45)→成田(16:00)
機材:A320neo(146席仕様)

*3月16日から週2便(月、金)運航、3月29日から週3便(月、水、金)運航

深圳

NH965:羽田(11:20)→深圳(15:10)
NH966:深圳(17:00)→羽田(22:15)
機材:B787-8(240席仕様)

*3月29日から運航

 ウラジオストク以外は羽田空港国際線の新規発着枠に伴う増便です。羽田空港国際線の発着枠に関係するANAの就航先については、別の記事にまとめています。

worldwideharikov.hatenablog.com

増便

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 今回の夏ダイヤ前後から増便する路線をまとめます。なお、羽田と成田はまとめます。成田から羽田への移管やその逆については、次以降の節にまとめます。赤字が増便分です。既存路線のスケジュールは1月25日時点のものなので、今後変更になる可能性もあります。1月27日に2020年夏ダイヤがweb上に反映されていたので、記事内のスケジュールも修正しました。

サンフランシスコ

NH7    :サンフランシスコ(12:20)→羽田(15:25)
NH107:サンフランシスコ(01:45)→羽田(05:00+1)
NH8    :成田(17:05)→サンフランシスコ(10:35)
NH108:羽田(22:55)→サンフランシスコ(16:25)

*週3便(火、金、日、現地発は翌日)運航、5月25日から毎日運航

 サンフランシスコ線の増便は羽田を夜発で現地に夕方着となっています。到着したい時間によって成田線と使い分けると便利そうです。

シドニー
NH879:羽田(22:30)→シドニー(08:55+1)
NH889:羽田(08:45)→シドニー(19:10)
NH880:シドニー(20:55)→羽田(05:30+1)
NH890:シドニー(12:00)→羽田(20:30)

 シドニー線の増便分も、既存路線とは異なる時間になっており、利便性が増しました。

青島

NH927:成田(18:30)→青島(21:05)
NH949:羽田(09:55)→青島(12:30)
NH928:青島(09:05)→成田(13:00)
NH950:青島(13:30)→羽田(17:35)

 既存の成田―青島線は成田を夜発、現地を朝発に時間が変更されました。羽田便と合わせることで朝と夜(現地は朝と昼)の2便となり、利便性が向上しました。

成都

NH947:成田(17:25)→成都(22:25)
NH948:成都(09:00)→成田(15:20)

*2月18日から週3便→毎日運航に増便

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成田から羽田へ移管

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 今回の夏ダイヤで成田発着から羽田発着に一部または全部が変更になる路線をまとめます。青字が移管によって3月29日から運休になる便、赤字が移管によって3月29日から運航される便です。運休になる便のスケジュールは3月29日までのもののため、サマータイムになっていない場合があります。

ワシントン

NH1    :ワシントン(11:05)→成田(15:25+1)
NH101:ワシントン(12:15)→羽田(15:20+1)
NH2    :成田(10:55)→ワシントン(09:25)
NH102:羽田(10:55)→ワシントン(10:35)

ロサンゼルス

NH5    :ロサンゼルス(12:35)→ 成田(16:30+1)
NH105:ロサンゼルス(00:50)→羽田(05:00+1)
NH125:ロサンゼルス(17:05)→羽田(21:15+1)
NH175:ロサンゼルス(10:25)→ 成田(15:25+1)
NH6    :成田(17:00)→ ロサンゼルス(10:50)
NH106:羽田(23:30)→ ロサンゼルス(17:40)
NH126:羽田(21:05)→ ロサンゼルス(15:05)
NH176:成田(16:00)→ ロサンゼルス(08:40)

ヒューストン

NH113:ヒューストン(13:10)→羽田(17:00+1)
NH173:ヒューストン(10:15)→成田(15:20+1)
NH114:羽田(10:20)→ヒューストン(08:40)
NH174:成田(10:55)→ヒューストン(07:50)

シアトル

NH118:羽田(21:05)→シアトル(14:15)
NH178:成田(18:15)→シアトル(10:20)
NH117:シアトル(16:40)→羽田(19:00+1)
NH177:シアトル(12:20)→成田(15:40+1)

サンノゼ

NH120:羽田(17:00)→サンノゼ(10:25)
NH172:成田(17:00)→サンノゼ(09:15)
NH119:サンノゼ(12:05)→羽田(15:20+1)
NH171:サンノゼ(10:55)→成田(15:10+1)

 成田から羽田に移管されたアメリカ線のうち、ワシントン、ヒューストン、サンノゼは成田線のスケジュールがほぼそのまま羽田線でも採用されています。一方、ロサンゼルスとシアトル線は出発が21時台になりました。これによって現地到着が午後になるので、時差ボケはしにくくなると思います。

デリー

NH827:成田(17:15)→デリー(00:05+1)
NH838:羽田(09:50)→デリー(16:05+1)
NH828:デリー(01:25)→成田(12:45)
NH838:デリー(18:10)→羽田(05:35+1)

 デリー線も移管の際に時刻が大きく変更になりました。羽田発便はデリーに日暮れ前につけるので、当日中に乗り継ぎや宿への移動が楽になりそうです。

ホーチミンシティ

NH831:成田(16:45)→ホーチミンシティ(21:45)
NH833:成田(18:55)→ホーチミンシティ(23:30)
NH891:羽田(16:45)→ホーチミンシティ(21:10)
NH832:ホーチミンシティ(23:05)→成田(06:50+1)
NH834:ホーチミンシティ(07:00)→成田(15:00)
NH892:ホーチミンシティ(22:30)→羽田(06:30+1)

 ホーチミン線は発着が成田から羽田に変わっただけで、スケジュールはほぼ同じです。

羽田から成田へ移管

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 今回の夏ダイヤで羽田発着から成田発着に変更になる路線をまとめます。青字が移管によって3月29日から運休になる便、赤字が移管によって3月29日から運航される便です。

ハノイ

NH857:羽田(08:55)→ハノイ(13:20)
NH897:成田(09:15)→ハノイ(12:45)
NH858:ハノイ(15:40)→羽田(22:15)
NH898:ハノイ(14:00)→成田(21:10)

 ハノイ線はスケジュールはほとんどそのままで、発着が羽田から成田に変わります。

減便・運休

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 今回の夏ダイヤで減便または運休になる路線をまとめました。青字が減便や運休の対象路線です。

香港

NH809:成田(09:50)→香港(13:40)
NH811:成田(18:20)→香港(22:15)
NH821:羽田(00:55)→香港(04:30)
NH859:羽田(08:50)→香港(12:25)
NH810:香港(14:55)→成田(20:00)
NH812:香港(09:40)→成田(15:10)
NH822:香港(00:50)→羽田(05:55)
NH860:香港(14:45)→羽田(20:00)

*10月24日まで運休。NH809/NH810は1月5日から運休中

 香港線は昨年からの香港の政治的不安定のために減便が続いており、昨年の半分の本数となってしまいました。これ以外にも中部―香港線も運休しています。

バンコク

NH805:成田(18:25)→バンコク(23:10)
NH807:成田(17:00)→バンコク(21:40)
NH847:羽田(11:05)→バンコク(15:40)
NH849:羽田(00:05)→バンコク(04:35)
NH877:羽田(00:55)→バンコク(05:25)
NH806:バンコク(06:45)→成田(15:00)
NH808:バンコク(00:20)→成田(08:40)
NH848:バンコク(09:35)→羽田(17:55)
NH850:バンコク(21:45)→羽田(05:55+1)
NH878:バンコク(13:55)→羽田(22:15)

*5月16日から運休

シンガポール

NH801:成田(18:05)→シンガポール(00:25+1)
NH803:成田(17:00)→シンガポール(23:15)
NH841:羽田(11:05)→シンガポール(17:15)
NH843:羽田(00:40)→シンガポール(06:40)
NH802:シンガポール(06:10)→成田(14:20)
NH804:シンガポール(00:35)→成田(08:45)
NH842:シンガポール(11:00)→羽田(19:10)
NH844:シンガポール(22:10)→羽田(06:30+1)

*3月29日―4月23日と、6月7日以降運休

プノンペン

NH817:成田(10:40)→プノンペン(15:10)
NH818:プノンペン(22:50)→成田(06:45+1)

*3月29日から6月30日までの間、毎日運航→週3便(月、木、土)運航に。ただし一部例外的運航日あり。

ジャカルタ

NH835:成田(17:55)→ジャカルタ(23:50)
NH855:羽田(10:15)→ジャカルタ(15:55)
NH871:羽田(22:55)→ジャカルタ(04:30+1)
NH836:ジャカルタ(06:15)→成田(15:50)
NH856:ジャカルタ(21:25)→羽田(06:50+1)
NH872:ジャカルタ(07:00)→羽田(16:25)

*7月1日から10月24日までの間、毎日運航→週3便(金、土、日、現地発は翌日)運航に。

クアラルンプール

NH815:成田(17:20)→クアラルンプール(23:35)
NH885:羽田(23:30)→クアラルンプール(06:00+1)
NH816:クアラルンプール(07:10)→成田(15:10)
NH886:クアラルンプール(14:15)→羽田(22:15)

*7月1日から8月31日までの間、毎日運航→週3便(月、火、水、現地発は翌日)運航に。

 今回のダイヤ改正で、東南アジア各国への成田便が大幅に減便されています。マイル修行される方にとっては、夏休み期間の成田―クアラルンプール線の減便がかなり痛いと思われます。シンガポール線とバンコク線は2往復ある成田線のうち1往復が運休となります。気がかりなのは運休の期間が書かれていないことです。このまま当分の間運休したままになるかもしれません。なお、前回成田―シンガポール、バンコク線が羽田国際線発着枠開放で羽田に移管して減便した際には、およそ1年ほどで再増便していました。

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その他発着路線の変更

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 東京発着以外の路線の変更点をまとめます。

運休

NH875:中部(09:40)→香港(13:00)
NH876:香港(14:00)→中部(19:00)

NH939:中部(10:25)→上海/浦東(12:15)
NH940:上海/浦東(13:20)→中部(16:55)

*10月24日まで運休

  東京発着以外だと、中部空港発着路線が引き続き運休します。ANAはもはや中部空港の国際線は維持する気がないように思えます。関西空港の路線については、増減便はありませんでした。

機材変更

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 夏ダイヤでは機材変更も多数あります。興味深いところだけをピックアップして紹介したいと思います。

成田―パース線の機材大型化

 B787-8からB787-9に大型化しました。就航当初は需要があるのか不安な意見が出ていましたが、かなり好調なようです。機材がダウングレードされるチェンナイ線と明暗が分かれています。パース線はシドニー線の増便やヴァージンオーストラリア航空との提携とうまく合わせることで、オーストラリア周遊旅行みたいなのを計画することもできそうです。

B787-10

 昨年から導入しているB787-10型機ですが、今度の夏ダイヤからは昨年同様シンガポール線に投入されるようです。冬ダイヤではマニラ線に投入されていましたが、そちらについては機材変更のアナウンスがなかったので、そのまま夏ダイヤでも投入されるのだと思われます。

A380が3機体制に

 昨年から成田―ホノルル線に導入されている超大型機A380の3機目がデリバリーされる予定です。7月1日からは成田―ホノルル線毎日2往復分がすべてA380での運航になります。

関西空港路線にB787投入

 関西―上海/浦東線や香港線にB787-8型機が投入されます。これまではA320かB767型機だったので、B787型機が投入されるのは(ちゃんと調べてませんが)初めてではないかと思います。上海線には3月29日から、香港線には10月1日から投入予定です。

インド路線にB767投入

 成田―ムンバイ線と成田―チェンナイ線の機材がB787からB767に変更されます。パース線とは異なり、チェンナイ線は苦戦しているのだと思います。JALのバンガロール就航もありますし。両路線ともにビジネスクラスにはフルフラットシートが投入されていたので、大きくダウングレードされてしまいます。プレミアムエコノミーも無くなります。インド行きは時期によっては所要時間が10時間近くなる長距離便なのでつらいです。一方、エコノミークラスに関しては、B787が3-3-3配列なのに対してB767は2-3-2配列なので、B767のほうが楽かもしれません。機材変更はムンバイ線が9月1日から、チェンナイ線が7月1日からです。

ミュンヘン線にB777投入

 現在B787-9で運行している羽田―ミュンヘン線がB777に変更になります。B777はファーストクラスを搭載した機材です。東南アジアや東アジア路線で投入される場合はファーストクラスとしては販売していませんでしたが、ミュンヘン線はどうなのでしょうか。ファーストクラスが販売されると、ヨーロッパではロンドン、フランクフルトに次ぐ3カ所目のファーストクラス就航地となります。ファーストクラス路線が新たにできることはなかなかないので、特典航空券を狙うチャンスになると思います。

貨物路線の変更

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 今回のダイヤ改正では、貨物便が大幅に減便されます。路線としては現状の半分程度になっています。減便の中には昨年就航した成田―シカゴ線も含まれています。また、今回の減便には成田―天津線も含まれています。この路線はANAグループとしては貨物便のみが就航している路線ですので、天津からは撤退ということになります。米中貿易摩擦の影響をもろに受けてかなり苦戦しているようです。

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まとめ

 ANAグループの2020年度の国際線航空輸送事業計画が発表されました。今回の事業計画は、羽田空港国際線増便分のスケジュールの公開に加えて東南アジア路線の減便や機材変更、貨物便の大幅縮小など盛りだくさんでした。羽田へ移管された分のスケジュールが移管前と変わっている路線が多数あった点や、機材変更など、興味深い内容が多くありました。3月の羽田増便で国際線がどのように変わっていくのか、減便された成田線は戻るのか、今後も注視していきたいと思います。

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